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うちの洗濯機が壊れて地域のおばちゃんが困っていることを知れた話

あんたのところは家事をどれくらい自動化出来ている?

家庭を豊かにするものを表す言葉に三種の神器ってやつがあるよな。1950年代後半であればこんなものだった。

・白黒テレビ
・洗濯機
・冷蔵庫

洗濯機は大切だよな。今の俺達の生活とも切っては切れないものだ。

何しろ、洗濯機が壊れて修理を依頼するも、来てくれるのが1週間後ですって言われた俺が言うんだから間違いない。

で、せっせとコインランドリー通いをしていたわけだが、そこでとある出会いがあった。

今回はその出会いと洗濯機についてあれこれ考えて見る回だ。

まあ、あれだ。時代の流れってやつに俺たちはどうやって乗ったり逆らったりしたらいいのかって話だ。

洗濯機が壊れたときに感じたもの

我が家は、日に2度の洗濯をこなしていかないと家が洗濯物だらけになるというなんとも面倒くさい家庭だ。

まあ、俺が朝風呂に入りつつ、夜風呂も入るという贅沢を日課にしているからなんだけれどな。
リア充?リア充って言って良い?←THE小市民

でもって、前の洗濯機がいよいよ故障ばっかするようになったので、いざ買い替えたのが10ヶ月前。
10ヶ月して保証期間内に排水ができないような状況になった。
酷使しすぎかね?

で、洗濯が滞ると、まあ洗濯物のことが気になってしょうがない。

何しろ近所のコインランドリーに行くのに歩きで片道10分くらいかかっちまうからな。
だもんで、平日は夜にえっちらおっちら、休みの日は朝からえっちらおっちらと洗濯物を運ぶ生活が始まったわけだ。

洗濯機なんてものが無い世界では、この洗濯物をどうやってさばいていたんだろうって真面目に考えちまうよな。
2日洗濯物を溜め込むと、30リットルの袋が3袋くらい溜まる。

いやいやいや、これを手で洗濯とか考えられないっしょ。

コインランドリーがあるだけましってもんだよな。
って考えていたんだが、もう時代はそう言う時代じゃないらしい。

洗濯をアウトソースするってこと

どうやら調べてみるとこんなサービスがあるらしい。

洗濯代行。そうか洗濯までやってくれるんだ。
いわゆるクリーニングとはちっと違う。おしゃれ着洗とかは今まで通りクリーニングで良いんだが、こいつは3人家族で2~3日分の洗濯物が入るバッグに洗濯物を詰め込んで1回いくらで集配送含めてやってくれるってサービスらしい。

洗濯して乾燥してたたむところまでやってくれて送ってくれる。
それが1回3000円(東京の通常価格)ってなるらしい。

1回の洗濯で俺たちが奪われる時間が30分として、その他電気代、水道代、洗剤代金まで考えると、まあ、ありっちゃーありな価格設定な気がする。

今から一人暮らしをあんたがするってんなら、洗濯機を買って1年でおしゃかにすることを考えると、まあ、ありだよな。確かに。

コインランドリーでの出会い

ぶっちゃけ、今回は洗濯機が壊れたタイミングでこう言うサービスのことに思いが行かなかったんで利用しなかったんだが、それはそれで面白いことが起きた。

コインランドリーにいる人々との交流があったんだ。

今回、俺と話をしてくれたのは地域のおばちゃん。っていうか御老体。

どうやら、コインランドリーで洗濯をしていたら、後ろで突然「じゃらじゃらじゃらー」って音がしたんだってさ。
でなんだ?って思ってみたら洗剤の自動販売機のお釣りが出るところに大量の小銭が詰まってたんだと。

小銭が詰まりすぎて、小銭が取り出せない状態になっていたんで、おばちゃんは親切にもそこに書いてあった連絡先電話して状況を伝えてあげたんだそうだ。

そしたら、その電話で「そこで待っていてください。30分位でつきますから」って言われたんだと。

いやいやいや、そのおばちゃん自動販売機が壊れたことに関係ないじゃん
別に小銭飲み込まれたわけじゃないじゃん。

でもおばちゃんは言うわけよ。

「放っておいていたずらされてもいけないし」

なあ、あんた。どう思う?このほっこり案件。

ただ、単純に洗濯に来て、突然そこの自動販売機が故障して、親切心で故障を会社に伝えたらそこに待ってろって言われて、これまた巨大な親切心で壊れた自動販売機を見つめているおばちゃん。

なあ、俺たちの国にはまだこう言う人がいるんだぜ?

なんか、まあ興味が湧いて、そのおばちゃんの話を聞いていたんだよ。洗濯はまあ、終わっていたんだけれど。

そしたら、どうもそのおばちゃん。携帯電話の買い替えで家電量販店に騙されちまったって言うんだよな。

なんかスマホを買い換えようとしたら、知らぬ間にキャリアを切り替えられていて、しかもSIMカードの入れ替えをお店の人がしくったらしく、SIMカードが破壊されていたってんだよ。

で、元キャリアのところに泣きついたら、「あ~これは素人の作業ですね」なんつって、ひん曲がったSIMカード見せられたんだと。

いやいやいや、なんつーか色んな謎が渦巻いているぞ。

なんで、キャリアを変えることになることが伝わっていないんだ?
なんで、その場で通信出来ないことを店員は確認しないんだ?
なんで、SIMカードがひん曲がるなんてことがあり得るんだ?
そして
なんで、おばちゃんは俺にその話をしてくれたんだ?

色々と謎は残ったが、一つだけ思ったことがあった。

こう言うことで困っている地域の皆さんってやつは確実に存在しているってことだ。

そういう人たちをお助けする仕事って結構素敵そうだよな。
町の電気屋さんがその役目を負っているって話はよく聞くけれど、今という時代では、町の電気屋さんに困りごとを相談しに行くって文化ももうなくなりつつあるよな。

そしたら、今回のおばちゃんたちを救うためにはどういうアプローチをしたら良いんだろう?

なあ、あんたはどう思う?

俺たちは、どうやったらおばちゃんを救えたんだろう?

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