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異常気象と未来

あんたも「異常気象」なんてキーワードが気になることがあるかい?

2023年という年は異常な暑さとの戦いだったと記憶に残るのかもしれない。
真夏日の連続記録を更新したり、11月に入っても夏日なんて日が続いている。
昨日なんて東京の11月の最高気温が100年ぶりに更新されたとか言ってるよな。

やれスーパーエルニーニョがどうだのこうだのと、プロレスの技か何かか?って思うような言葉も飛び交っている。

気温だけじゃなくて、海水温についても結構な異常事態が起きているらしくって、日本近海はほぼ平年を上回る海水温度なんだそうだ。

ただでさえ、日本は火山に地震に台風と自然災害のデパート状態なのに、ここに輪をかけて異常気象なんてキーワードで彩られていく様はある種の絶望感みたいなものを抱かせるに十分だよな。

そんなことをぼんやり考えている中でこんな記事を見つけたんだよね。

どうも若者たちが未来の姿を想像するに当たって今できることを考えるって趣旨の企画なのかな?

なんかキラキラした感じの未来を描いているっぽいんだけれども、その端々になんつーか大人の汚さに踊らされる若者像を感じてしまったんだよな。

今回は俺たちの未来に待ち受けている世界で俺たちがどうやってしのいでいけるのかを考えてみる回だ。

ちっとこれから待っている地獄への対応方法を想像しておこうぜ。


産業革命前から+1.5度という目標

よく気温上昇に絡んだキーワードでカーボンニュートラルなんつー言葉があるよな。

そうそう、あのCO₂の削減を進めないといかんぜよって言うあれだ。

ぶっちゃけ、脱炭素社会ってのが実現したからといって、気温上昇が収まるのかって言うと、どうもそう言うことではなくて、できたとしても産業革命前と比較して1.5度の平均気温上昇ってのはできるかどうかギリって感じらしい。

ちなみにこの目標気温に収まったとしても、異常気象ってのがもたらす自然災害ってのは上昇傾向になることは、ほぼ間違いないっぽい。

実際、豪雨や台風といった自然災害の数は増加傾向にあるってことらしい。

日降水量200mm以上の年間日数及び1時間降水量50mm以上の年間発生回数の推移
出典:上記サイト

つまり、もうすでに異常気象は始まっちまっているってことだ。

ここに更に気温上昇が起きることで、これらの自然災害が世界的に増えていくってのは火を見るよりも明らかってやつだよな。

つまり、俺たちが掲げている目標ってのは、達成できたとしても「酷すぎる地獄」が「酷い地獄」になる程度のものってことだよな。

気温が上昇すると戦争が増える

問題は自然災害だけじゃない。

気温が上昇すると戦争が増えるってデータがあるんだそうだ。

実際、ウクライナ戦争然り、イスラエル・パレスチナの戦争状態然り、今までも起きていた戦争がここに来て俺たちの生活圏に情報としてだけは舞い込んでくる状況になってきているもんな。

情報化社会による情報流通量の絶対量が増えているってのもあるだろうけれど、気温上昇により戦争の絶対数が増えているってのも事実みたいだ。

たしかに理屈は通る気もする。

異常気象によってまず最初に影響を受けるもの。
それは食料と水だ。

衣食事足りて礼節を知る。
そんな言葉が示す通り、ヒトは食料と尊厳で生きる生き物だ。

俺のスキなマンガであるドリフターズで織田信長はこんな事を言っている。

尊厳が無くとも飯が食えれば人は生きられる。飯が無くとも尊厳があれば人は耐えられる。だが両方なくなると、もはやどうでもよくなる。

出典:ドリフターズ

異常気象がもたらすものは食料不足に伴う略奪。
そして、日本は食料自給率という意味で実にまずい立場に追い込まれている。

なんでもGHQのせいにして申し訳ないが、戦後の占領政策の一つでアメリカの小麦を売りさばくために日本の食生活を給食という手段で塗り替えていったって言うつけがここに来て出てきているのかもしれない。

な?
俺たちが生きているこの世界は思った以上に崖っぷちにあるってことらしいぜ。

なあ、あんたはどう思う?

俺たちがすべきことは、この「ましな地獄」で子どもたちがどうやって生きていけるのかを考えることだと思ったりしないかい?

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