見出し画像

ジェンダー平等って状態

あんたもここ最近「ちょっとジェンダーに関する話題を目にするなぁ」って思ってたりするかい?

俺自身もその話題を意識しているのか、若干ジェンダーの要素にかすったようなnoteを書いていたりする。

とかね。

でだ。
このジェンダーに対する俺たちヒトという生き物が課題を持っているってのは事実だと思うわけだけれども、それと同時にこの抱える課題ってのはなかなかに解決することは難しいんじゃないかとも思う。

今回はジェンダー課題について考えてみる回だ。

間違いなくセンシティブな話だけれどちっと付き合ってくれよな。

SDGsで定められた「ジェンダー平等」

SDGsってのを聞いたことがあるかい?

前にもこんなnoteを書いて紹介してみているんだ。

SDGsってのは国連で2015年に採択された国際的な目標だ。
大きく17個の世界が共通して実現しようって目標が定められている。

その中の一つにあるのが目標5「ジェンダー平等を実現しよう」だ。

そんなふうに国連で解決しないとダメだよね~って採択されるくらいの課題ってわけだな。

でも具体的に何が課題ってされているんだ?って言われてバッチリ答えることができるヤツって結構レアなんじゃないか?

まずは、SDGsで目標に掲げられていることを調べてみた。

5-1
すべての女性と女の子に対するあらゆる差別をなくす。
5-2
女性や女の子を売り買いしたり、性的に、また、その他の目的で一方的に利用することをふくめ、すべての女性や女の子へのあらゆる暴力をなくす。
5-3
子どもの結婚、早すぎる結婚、強制的な結婚、女性器を刃物で切りとる慣習など、女性や女の子を傷つけるならわしをなくす。
子どもの結婚、早すぎる結婚、強制的な結婚、女性器を刃物で切りとる慣習など、女性や女の子を傷つけるならわしをなくす。
5-4
お金が支払われない、家庭内の子育て、介護や家事などは、お金が支払われる仕事と同じくらい大切な「仕事」であるということを、それを支える公共のサービスや制度、家庭内の役割分担などを通じて認めるようにする。
5-5
政治や経済や社会のなかで、何かを決めるときに、女性も男性と同じように参加したり、リーダーになったりできるようにする。
政治や経済や社会のなかで、何かを決めるときに、女性も男性と同じように参加したり、リーダーになったりできるようにする。
5-6
国際的な会議で決まったことにしたがって、世界中だれもが同じように、性に関することや子どもを産むことに関する健康と権利が守られるようにする。
出典:日本ユニセフ

……って長いわ!

で、改めて読んでみて思うのが5-1から5-3までは「女性」に対する処遇を改善しようって目標なんだよな。

男性や性的マイノリティのヒトについては触れられていない。
セックスではなくジェンダーと言っているのにも関わらずにだ。
それともジェンダーと言っているんだから性的マイノリティでトランスジェンダーでセックスは女性だが精神的には男性ってヒトはこの5-1から5-3の目標の対象外ってことを言っているんだろうか?
違くね?

変更することが難しいジェンダーによるグルーピング

ジェンダーに関する課題ってのはものすごく難しい。

何が難しいって、「女性は不遇だからやめたい!!」って思うヒトがいても、セックスとしての女性は完全に男性に変わることは出来ないじゃんか。細胞の中のDNAのレベルで違うんだからさ。

その変えることが出来ない要素でヒトという生き物を分類すること。
それそのものは有性生殖をするってのがヒトが存続するって仕組みになっている以上は絶対に変えることが出来ない要素だよな。

そして、ジェンダー課題に対して活動しているヒトってのはどうしても「女性」のグループに属している。

ここにたまらない悲壮感を感じるんだよ。

いやいや、わかるよ?
ジェンダー平等って目標に対してキッチリ動いている「男性」もいるってことは。

でもさ、「女性」が抱えている課題に対して「男性」はどうやっても当事者になれないじゃんか。
早すぎる結婚をさせられた「女性」が抱えている悩みを想像することは出来ても、その苦しみを実体験することは「男性」には出来ない。
早すぎる結婚をさせられた「男性」とは抱える苦しみの種類がぜんぜん違うと思うからね。

それでもジェンダー平等のために活動をするわけだけれども、どれだけ「男性」が活動しても「女性」にとってはどこまで行っても当事者になりえない「男性」に理解してもらっているって実感を伴うことは難しいんじゃないかって思うんだよ。

これは逆もまたしかり。
「男性」の抱える課題も「女性」は実体験できない。
同じように「男性」が抱えている悩みを「女性」が理解してもらっているって実感を持つことはすごい難しいと思う。

SDGsが定めるグローバル指標

とは言え、SDGsでは具体的な達成指標ってやつをこのジェンダー平等って目標についても定めている。

結構いろんな達成指標があるんで見てみてもらいたいけれども、そのどれもが仕方のないことなんだけれども、さっき行ったような性別による垣根による共感の難しさみたいなものに迫っているものではない様にみえるんだよ。

つまり、この達成指標が仮に全部達成できたとしても、俺たちヒトは「ジェンダー平等」って課題を抱え続けることになる気がしてならないわけだ。

それはある意味における力関係と性差が関係づけされてしまうという現実がある以上はどうすることも出来ない。
男性は女性よりも平均的に筋力があるし、女性にしか子どもを生むことは出来ない。
その変えようのない差と「権力」が結びついたときに問題は起きる。

そして、その結びつきを起こさないようにすることは必ずしも正しくない。

力仕事がメインになる職業に女性がつきにくいことも、お産で男性は苦しまないのはずるいって感覚を女性が持つのもごく自然なことだ。

だとしたらだよ。
ジェンダー平等って究極はどういう状態なんだろうな?

なあ、あんたはどう思う?

俺たちは本当に同じものを目指せているんだろうか?

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?