ラオスの森プロジェクトを考える

あんたも世界情勢についてちょいちょい気になっていたりするかい?

株式会社NISHINOさんのところのセトチュンが進めていたラオスの森プロジェクトってやつがあるじゃんか。

あの西野亮廣さんがラオス現地に学校を作ったことで始まったプロジェクトだ。

どうやらあのプロジェクトが株式会社NISHINOさんのインターン生であるかりりんさんに引き継がれたようだ。

託したセトチュンもすごいけれど、託されたかりりんさんもエライことになるのは火を見るより明らかってやつだ。

今回は、このnoteを見て改めてラオスってどういう状況なんだっけ?ってことを調べてみる回だ。

ちっと俺の調べ物に付き合ってくれよな。

ラオスという国

まずはラオスってどんな国?ってところからだよな。

困った時のWikipedia先生だ。
なになに?

ASEAN加盟10カ国中唯一の内陸国。面積は日本の約63%に相当し、国土の約70%は高原や山岳地帯である[4]。国土は南北に細長く、北は中国、東はベトナム、南はカンボジア、南西はタイ、北西はミャンマーと国境を接する。後発開発途上国であり、市場経済に移行したものの、政治はラオス人民革命党による一党独裁制が続いている
出典:Wikipedia

おおう、これだけでも経済的に厳しいのがわかるよな。

まず「海に面していない」ってのが経済的にどれだけ厳しいかって話だよな。
海に面していない以上、海運による物資の移送ができないってことを意味する。つまり農産物とかを大量に流通する術が無いってことだ。

唯一の救いと思われるメコン川だけれども、乾季と雨季の水位の差がエグいことになっているらしくって、支流では乾季になるとほとんど水がなくなってしまうようなところも有るらしい。
これでは安定した物流手段には使えないってことなんだろう。

立てて加えて70%が山岳地帯ってことで農業を効率的に行うこともできない。加えて隣接している国々もベトナムやタイはまだいいとしてもミャンマーやカンボジアはまだまだ非常に経済的に厳しい国だ。
隣接している国との貿易で外貨を稼ぐのも厳しいときたもんだ。

おいおい、この国どうやって行けば発展できるんだ?

ラオス国内の物流網に頼らない経済圏の確率

ラオスの森プロジェクトは現地で森を買ってコーヒーを作ってもらうことで雇用を創出しようってのが骨子らしい。

でも前述の通り、コーヒーを作ってもそのコーヒーを流通する術が無い。
どうも船舶による物流だけじゃなくて、そもそも道路がまっとうにできていないので、陸運もうまくないらしい。

となると、まずは規模を大きく始めるのではなくて、中規模のコーヒー農園を作ってその農園での生産から物流、小売に至るまでの商流を如何にして実現するのかってことを考えていく必要があるんだろう。

そのための課題はこんな感じになるのかな?

(1)中規模農園での栽培技術をどこから調達するか
(2)限られた陸運能力の中で使えるものの見極め
(3)使える陸運能力と直結できる立地の見極め
(4)最終的にどこでコーヒーを売るのか
(5)ラオスの森コーヒーの差別化戦略

いやいや、スゴイぞこれ。

この中で一番最初にやらないといけないことはどれなんだろう?

多分だけれども、「(4)最終的にどこでコーヒーを売るのか」何じゃないだろうか?

ラオスの森コーヒーを日本のSHIBUYA FREE COFFEEのような形で消費していくってのも一つの手ではあると思うけれど、多分中長期的にラオスの森コーヒーを回していくためにはラオス国内および近隣国との貿易っていうのは避けて通れないはずだ。
ラオス国内は一人あたりGDPが2542ドルなので、売上につなげるのは難しい。
そうなってくるとタイとの貿易ってやつを視野に入れていかないとままならないと思うんだよな。

※タイの一人あたりGDPは7273ドルある

となれば、かりりんさんはラオスだけじゃなくてタイのヒトがどんなことを感じているのかってことをセットで考慮しなければならない。

おうおう、どんだけの無理ゲーだ。

それでも俺たちはワクワクせざるを得ない。
この無理ゲーにどうやって若者が立ち向かっていくのかってエンタメをセトチュンで体験してしまっているんだもんな。

なあ、あんたはどう思う?

このラオスの森プロジェクトはどっから手を付けるべきだと思う?

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