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デフレに対抗するために俺たちができること

あんたは、キッチリ選挙に行っているかい?

俺は選挙権を持ってからの選挙参加率は100%だ。
選挙に行かないことには何事も文句の言いようがない。
まあ、文句を言ったところで、なにかを生み出すわけでもない。

それでも、自分が見聞きしたことを文章にすることは意味のあることだと思うんだよね。

なんつっても、文章にすればあんたに読んでもらえるわけだからさ。

今回は、今の政治ってやつを考えてみる回だ。
まあ、漠然としたテーマだって思うと思うけれど、つきあってくれよな。

今の日本の大きな問題

今の日本は実に多くの課題を抱えている。
災害、外交、働き方改革。
そのどれもが喫緊の課題ってやつだ。

それらの課題の根っこはどこにあるんだろう?
なんで、台風19号の被害は未だに残っているのか?
なんで、韓国外交は破綻をきたし始めているのか?
なんで、働き方改革を叫ばねば過労死という悲劇が起きるのか?

ここは感覚に過ぎないとは思うが、あえて言わせてもらう。
デフレだ。

デフレが全ての元凶だと思うんだよ。

何?デフレと台風19号は関係ないだろって?
確かに台風19号が「来たこと」はデフレとは関係がない。

でも、あんたは最近千葉に行ったことがあるかい?
なんかの機会があって千葉に行くことがあったら町並みを見てみてほしい。

台風19号で建物が壊れてそのままにされている様を見ることができると思う。
ホテルの看板は風で吹き飛ばされてボロボロになり、街のビデオ屋は建物が半壊し、個人商店はの建物の中は水浸しからの復旧もままなっていない。

仮に景気が上向きだったら、設備投資の名のもとに、多くの建物が建て替えられていたんだろう。
でも、デフレの今となってはそんなことは夢のまた夢ってやつだ。

建物は壊れたまま。
人の心も立て直すこともままなっていない。

デフレが始まったきっかけ

バブル崩壊。
もはや歴史の教科書に載ってくるような言葉だよな。
1989年。日本は急激な利上げと総量規制によってデフレに追い込まれた。
それがバブル崩壊だ。

それだけ長い年月を俺たちは不景気とともに暮らしている。

デフレの原因は明らかだ。
需要が足りていないってことだ。

日本には多くのモノやサービスを生み出す供給能力があるのにも関わらず、そのモノやサービスを欲する需要が決定的に足りていない。

なぜか?
答えは簡単。俺たちの給料が上がらないからだ。
なぜ俺たちの給料は上がらないのか?
それも簡単。会社が「将来的に儲けを増やせない」と思っているからだ。
なぜ会社は「将来的な儲け」を期待できないのか?
それは景気が上向かないからだ。
なぜ景気は上向かないのか?
それは俺たちの給料は上がらないからだ。

な?完璧なデフレスパイラルってやつだ。

需要を増やすための政治

要するに今の日本には需要が足りない。
それが根っこの問題だと思うわけだ。

だとすれば、その需要をどうやって増やしたら良いのか?

あんたの財布をもって、今すぐなんか買ってこいってなんかのカツアゲみたいなことを言うつもりは無い。
まあ、あんたが買い物してくれればその分、景気は上向くとは思うけれど、あんたが買い物をすることを政治で直接なんとかすることは出来ないからな。

政治にできることは、あくまでも政府の予算決めだよな。つまり税金の使い方だ。

俺たち民間人の給料が少ないせいで買い物できないんだから、政府が消費してくれないとGDPは落ち込む一方だからね。
GDPが落ち込んでしまうと、いくら日銀が量的緩和政策をぶちかましてくれても、そのお金が銀行の中で「使いようのないお金」として溜まっていく一方だからな。
意味がわからないって?
だって、日銀の量的緩和ってのは、基本的には銀行が持っている国債を日銀が買い取る方法で行われる。
つまり、銀行に「おまいら国債持ってるんじゃなくて、現金を民間に流通させやがれや」ってわけだからな。

銀行としては、その現金を持っているだけでは利益が出ないので、民間企業に貸し出したいわけだが、民間企業の業績が上向いていて、増運資金(業務を拡大するための運転資金)なんて、このデフレの世の中ではそうそうあるわけじゃない。

銀行は民間企業の新規事業を正しく判断できるわけなじゃないから、新規事業に向けて新たな貸し出しをするってことはリスク以外の何物でもない

結果として、銀行はせっかく得た現金を投資によって増やすことが出来ないわけだ。

だとすればだよ?
その銀行のリスクってやつを軽減しないことには民間企業にお金が流れていかないわけだよ。

リスクの少ない仕事ってなんだ?
そいつこそが、政府主導のプロジェクトに関わる仕事ってやつだよな。
つまり、政府は公共投資をきっちり増やさないといけないわけだよ。
ところが、安倍内閣はアベノミクスという経済政策をいつの間にか緊縮財政をベースとしたものに切り替えてしまった。

量的緩和をしながら緊縮財政をしているわけだ。
全力で「使われないお金」を増やしている状態なんだよな。

こいつに「No」を言いたいところだが、どの党に投票しても公共投資を増やしてくれる党は見当たらない。
あ、令和新選組は増やしてくれるかもしれないが、実行力があれな感じだな。

だとすれば、俺たちオッサンがするべきはなにか?

やっぱ、こう言う意見をキッチリ発信していくことなんじゃないかね?
そもそも、そんな事を考えたこともない人が大半だとは思うので、わかりやすくあんたの言葉でそのあたりを発信してみたら、何かは変わるかもしれない。

なあ、あんたはどう思う?

俺たちは、このどうしようもない袋小路に出口をこさえることができるんだろうか?

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