俺たちが信頼を得なければならないわけ
組織と計画。あんたもそんなものの中に生きているんじゃないかって勝手に思っているんだがどうだい?
計画に乗らない出来事が起きたら、計画を修正して対策を即座に適用する。それがプロジェクトマネージャーの役割だ。
でもそれだけでは済まないのがプロジェクトマネージャーってやつだ。
今回は、いろんな出来事に悪戦苦闘するプロジェクトマネージャーってやつが一番必要なものってのを考えてみる話だ。
まずはそもそもの話だが、プロジェクトマネージャーって何だって話だ。
いつも大好きウィキペデイア先生はこう言っている。
プロジェクトマネージャ(英: project manager)とはプロジェクトの計画と実行に於いて総合的な責任を持つ職能あるいは職務である。プロマネと略されることもある。
プロジェクトマネージャには系統的な経営管理能力は勿論、透徹とした質問を発し、暗黙の前提を発見し、プロジェクトチームの意見をまとめ上げる能力が必須となる。
プロジェクトマネージャの職務に於いて鍵となるのは、プロジェクトの実行に影響を与えるリスクを認識することと同時にそのリスクをプロジェクト期間を通じて公式・非公式に見積もらなければならないことを理解することである。
出展:wikipedia
つまりだ。そのプロジェクトがうまくいくようにあの手この手を使ってなんとかする人ってこったな。
そのあの手この手の中で最も重要な結果は「意見をまとめ上げる」ってことだ。
勘違いされがちだが、プロジェクトの方針はプロジェクトマネージャー個人が生み出すことは非常に少ない。
プロジェクトマネージャーはあくまでステークホルダー(まあ、そのプロジェクトを左右する人って思っといてくれ)やプロジェクトメンバーの意見を集約し、見える化して方向性を導き出すのが役割だ。
決して、プロジェクトマネージャーが思いついた「俺、こんなスゴイこと思いついたんだぜ~!おまいら、俺について来い!」じゃないんだ。
で、この意見をまとめ上げるのに一番必要なもの。
それが信頼だ。
プロジェクトマネージャーはステークホルダーから信頼を得なければいけない。「あの人がいっているのなら大丈夫」ってな。
プロジェクトマネージャはプロジェクトメンバーから信頼を得なければいけない。「あの人が言うならしゃあないな」ってな。
そして、その信頼を得るために根拠を示し、実績を積み上げ、本音で話し、建前を使う。
つまりそのプロジェクトマネージャの人としての信頼がプロジェクトを成功に導くってわけだな。
俺の識る限り、最も有能なプロジェクトマネージャは、もうびっくりするくらいに飲み会を大事にする。
仕事で失敗しても一緒に解決策を考えてくれるが、飲み会の調整ができないやつは烈火のごとく怒るような感じだ。
つまりはコミュニケーションの大切さってのが呼吸をするがごとくに自然に実感している人って感じだな。
仕事改革が進む中、俺たちは俺たち自身で世の中に価値を提供しなければならなくなりつつある。
組織は俺たちを守ってくれないからな。
そんな時代を生き残るためには、このプロジェクトマネージャの考え方ってのが、役に立つような気がしないか?
あんたは信頼しているかい?
あんたは信頼を得ているかい?
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