音楽的近況

11/22に、3年以上ぶりにアジカンのライブに行くのだが、直前になって「ライブの模様をYouTubeで生配信!」というアナウンスがあった。

正直、それってどうよ...?とモヤモヤした。

夏からチケット買って楽しみにしていたものが、無料で誰でも見れるものになってしまったということ、直前のタイミングでの発表にも何だかなあ...と思わずにいられなかった。チケットも7500円と安くはなかったし。学生にとっての7500円というのは、まあ其れなりの額だ。

でもまあ愚痴っていても仕方ないし、現地で観られるという価値は大きいと思うから、なるべく変わらない気持ちで楽しみたいと思う。

11/22、お時間ある方はYouTubeでのライブ配信見てみてはいかがでしょうか。

アジカンの結成25周年を祝う気持ちでともに楽しみましょう。


ライブというと11/29のカネコアヤノ、12/2の折坂悠太にも行くので楽しみ。

年末にはSUNNY CAR WASHの解散ライブ、チケット当たって最後の瞬間に立ち会えることになった。解散ライブって初めていくのだけど何だかドキドキする。


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ここからはハマってる曲紹介。

フジロックのオープニングアクトで演奏を観てからKOTORIというバンドを聞くようになった。UKっぽい研ぎ澄まされたサウンドが好みでハマり始めて、今もよく聞いている。

特に『トーキョーナイトダイブ』は初めて聴いたときからビビッときた。とにかくエモい。個人的に「エモい」という言葉は避けているけど、この曲の感想は「エモい」で合っているのではないか、そんな感じがする。

フジロックでは『We Are The Future』も印象的だった。これが表題曲になっているアルバムも通して聞いてみて良いなと思った。




では、また。


と思ったけど最後に小沢健二について。

彼のことは何度も書いてるし曲も紹介してきたけど、彼が父親になってからの曲に最近はすごく惹かれていてよく聞いてる。温かさと、円熟した進化みたいなものを感じている。

例えば『神秘的』の歌詞とか凄い。一部引用して紹介します。当然ながらこういうのは昔の彼にはできなかった表現だと思う。

土星の環のように踊る子らが
父と母を悩ます 笑わす
善き息吹を連れてくる
幻? いや それはキリスト教の詩のように
愛という奇蹟を讃うよ


ここら辺は抽象的で難解な比喩。

闇の中へ高く飛ぶ華やかな緑
恒河沙永劫無限不可思議を超える
陶酔を待つ魔物たちがいるところまで
乱れ咲き尾根を燃やし生き返らせてゆく炎


こういう抽象的な暗喩と「ブルックリンの公園」、「コネティカットの雪」といった固有名詞との対比はすごくお洒落で好き。

歌のメロディーラインがすごく複雑なのも彼らしい。



アルバム『So kakkoii 宇宙』は名盤なので音源の方もぜひ。

個人的に後半が特に好き。


ではまた書きます。


読んでくださり、ありがとうございました。 今後より充実したものを目指していきます。