折坂悠太というアーティスト

について書こうと思う。

2018年にアルバム『平成』を聞いて衝撃を受け、彼の曲を聴き始めた。

アルバム『平成』はCDショップ大賞を受賞していたり、アジカン後藤さんが年間ベストとして選んだりと高く評価されていたのが印象的。他にも様々な賞をとっていて、彼の出世作となったアルバムである。

実際このアルバムは歴史に残る名盤だと思ってる。

そこから彼をチェックするようになって、今年4月に初めて生で演奏を観てさらにハマり、特に最近よく聴き込んでいる。


さて、ここからは曲について。10曲選んで紹介してみます。


1. あけぼの

郷愁が喚起される美しいメロディーと淋しげな歌詞がとても好き。彼が人前で初めて歌ったという2013年のライブでも披露していた曲で、かなり昔から歌われている。三鷹にある「おんがくのじかん」というライブハウスでの初ライブの映像がYouTubeで公開されていたりもするので気になる方は是非。

2. きゅびずむ

アーママ クリーチャーズ イン ザ マイヘアー。歌詞が面白くて独特の節回しも最高にカッコいい。無い言葉を作り出してしまうのが凄い。言葉の質感に重きを置いた抽象画みたいな曲だと思う。

3. あさま

日本の民謡的な雰囲気が堪らない。間奏も大好き。宇多田ヒカルが衝撃を受けた曲として挙げていたことでも知られる。

4. 平成

「平成」という時代を締め括るに相応しいような曲であり、様々な感情が沸き立てられる。初めて聞いた時に深く刺さった個人的に思い入れも強い曲。

5. 逢引

なんとも形容し難い歌詞とメロディー、グルーヴ感、途中で入るスキャット。この感じは唯一無二だと思う。本当にすごい。三浦大知さんが自身のラジオで紹介していたり、King GnuがMステで紹介していた。まさに、折坂さんらしさが出ている代表的な曲だと感じる。

6. 夜学

エッセイ風な文章の歌詞と、韻の踏み方が好き。抑揚ある演奏にも魅せられる。

7. 光

『平成』という大名盤の最後に相応しい壮大な曲。解釈の幅を広げた歌詞と切なさが湧き上がる曲調、これのライブVerも最高。

8. 芍薬

最高にアガれる。ライブの生演奏で一番聴いてみたい曲、PVもカッコいい。

9. 朝顔

震災をモチーフにしたドラマの主題歌。彼の代表曲であり音楽番組でも何度か歌われていた。

10. 鶫(つぐみ)

同じドラマの挿入歌。『朝顔』と対になる曲。まさに夜を越えて朝を飛ぶための歌だと思わせられる。この曲が収録されたEPは3.11から10年経った今年の3月にリリースされ、震災に対しての強い祈りを感じられる。


以上、個人的に好みの10曲でした。宜しければ聞いてみてください。


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10/6にはアルバム『心理』がリリースされる。

収録曲はまだ発表されていないが、個人的に好きな『心』という曲が音源化されることを願っている。4月に行ったライブでも聴いて印象的だった。どんなアルバムになっているのか、リリースが待ち遠しい。

そしてリリースツアーのチケットが取れて12/2にライブを観に行けることになったので、それも楽しみに待ちたい。

あと直近では「風CAMP」という小山田壮平が主催する、今年から始まるイベントにも出演するので楽しみ。オンラインではあるけれど久々に彼のパフォーマンスを配信で見届けたいと思う。

小山田壮平と折坂悠太は2017年のツアーを共に回っていたり、色々と関係が深くて、2人の共演を観れるというのもまた感慨深い。


ではこの辺りで。

と思ったけど最後に、中村佳穂さんとの大好きなカバーを紹介して終わります。

くるり『ばらの花』のカバー。アレンジとハモりが凄すぎます。細田守さんがこのライブ観に来ていたらしいですね。



ではまた。


読んでくださり、ありがとうございました。 今後より充実したものを目指していきます。