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私の方向性

 このところ長い文章を書くということから離れていました。理由は簡単でつぶやけるツールを見つけたためです。自分の気持ちや考えを手軽に発信できる様を見て、自分は承認欲求が満たされていないのかなと思いつつ、なんだか違うなと思いつつ、今の自分を内省していこうと思います。

 私は内省が好きです。自分の気持ちや考えを省みることです。特にこのような文章で書くことが好きです。スラスラ言葉があふれてきますし、なんだか話している時のようです。ちなみに私は配信もしています。誰も来なくても自分のことを語り続けるということをしています。リスナーはその様子を見て「鬼メンタル」や「すごいね(変わっているね)」といったリアクションをする人がいます。配信者は人からのリアクションがないと話せない人が多いようです。自分が少数派なのかな?ということに嬉しさを抱きつつも、結局はそのような所感はどこかに流れていき、「無」になりながら話続けるに至ります。この書くこともそうです。特に嬉しい、悲しい、怒っているなどの感情を抱いているわけでもなく、思ったことを書き綴っているわけです

 このところ自分の気持ちをお手軽に発信できるツール「Gravity」に出会いました。やってみたところ、学生や社会人なりたての人が多いなと感じました。この「note」とは異なり、投稿するとすぐにリアクションがあります。最初はそれに夢中になりました。

 私は人からリアクションがあると自分の投稿を読み返します。日記のように自分の気持ちを書いておいたモノであると、読み返しません。そんな中でも私が誰かに公開せずとも唯一見返すものは「スライド」です。

 私は自分のための「スライド」を作っています。そこには自分の考えや気に入った動画、音楽、絵などが詰まっています。おそらく4年前くらいからやっているので、良い時も悪い時の状態も残っています。それを見返すと自分の興味のあること、好きなことの方向性は変わっていないと思います。気ままにスクラップしたり書いていることには、私自身が「どうしたいか」についてがたくさんのせてあります。図や表などシンプルだけれども色味に関連性のあるものを好んでいます。私は常に自分がどう感じているか、何に興味があるのかを捉え続けてきているのです。見返す理由はページをめくりやすいこと、全体に何が書いてあるか把握しやすいこと、図や絵を挿入しやすいこと、動作速度が早いこと…といった所でしょうか。本が好きなのはパラパラと捲れば全体を見渡せるからです。同様にスライドも横にあるナビゲーションを表示させれば表示しているスライドの前後を捉えることができます。この機能が本に似ているため見返すのです。しかし頻繁に見返すわけでもありません。方向性がわからなくなった時に見返します。過去の自分がどうだったんだろう?とかつての自分の方向性を確認しているのです。

 スライドに書いてあることは視覚情報が多く見た目で自分について捉えることができます。つまりスライドは「一次情報」の塊なのです自分が検索することで得た情報や試しに作ってみた検証したもので溢れているのです。そうした「いいね」と思ったことが意味を成し私自身が集めたことが情報源となって、自分の方向性を作り上げているのです。好きなもの、興味のあるものから方向性を捉えているのです。

 対して書くことであると「一次情報」だけではなく「一次情報」に対する私の解釈も付随します。仮説を立てたり、検証したことが書かれています。他にも「一次情報」から体系化させたこと、「不安な人」から「安心した人」になる方法などをのせています。そうしたその時なりのまとめが誰かからリアクションがあると見返すのです。

 私が夢中になれることは「発信」や「内省」です。自分の気持ちや考えを手軽につぶやける「Gravity」を見つけて取り組んでいましたが、過去の投稿にリアクションは少ないということが体験からわかりました。リアクションがないと見返さず、結局のところnoteに戻ってきたのです。ただし、いつも長い文章を書けるわけではありません。このnoteにも「つぶやき」機能がありますが、つぶやき始めたら長文のまとめた文章を見返しにくくなるでしょう。そのためツールを使い分ける所でいいのかなと思います。

 ここまで書いてきて「つぶやく」ことで承認欲求を満たしたいかというと、そうでもなく「自分を省みたいから」という所が強そうです。以前は「不安な人」から「安心している人」をある切り口から紹介していたのですが、私の中ではすでにわかっていることだったので、今は自分が何をしたら心地よいのか?という所に焦点を当てていました。かつては自分自身が不安で「早く結果を出さないと」と感じていたのですが、それが時間経過と共に薄れたことにより「自分が自然とできること」にシフトしているという形です。私のアカウント名が「より満たされるために」としている所は今も昔も変わっておらず、私のテーマは「より満たされること」であるわけです。それを毎日うまくいかないな、こっちかな?と試しながらも生活しているわけです。以前は私の能力を使って「不安な人」と「安心している人」についてまとめていましたが、今は自分が「安心している人」となることに意識を集中しているのです。

 人の役に立って自己有用感を上げて満たされることも一つの手段かもしれませんが、今は自分の感じ方に軸足を戻している形です。何度も同じような表現をしていますが、これを私自身が認識することで、再び進みやすくなると感じているのです。私の方向性は「人の役に立つ」ではなく「自分の心地よさを捉える」ことにあるのです。

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