nhkk事務局スタッフ:
6月17日付のブログ「子ども俳句教室」の高山佳風先生より、続いて開催された「教師向け俳句学習会」のレポートが届きましたのでご紹介いたします。後半には、初めての俳句作りに参加された現役の小学校の先生方の感想も掲載しておりますので、ぜひ参考になさってください。
高山佳風先生:
「子ども俳句教室」の報告を、日本俳句教育研究会(nhkk)ブログページで取り上げてくださり、ありがとうございました。
今回はその続きの、「教師向け俳句学習会」の報告です。
「子ども俳教室」60 分が終わり、その余韻に浸る間もなく、「教師向け俳句学習会」が始まりました。
当日参加者は、会場 9 人、オンライン Zoom5 人の 14 人。また、これとは別に、期間限定映像配信申し込みが 12 人もいました。
全員、小学校教師です。
主催者の、NPO 英語教育研究所・TOSS Sunny(共に代表 井戸砂織先生)の集客力、恐るべしです。
学習会のメインは、「俳句を作る授業」。
俳句を作る楽しさ、作った俳句を読み解く喜びを、一人でも多くの先生方に体感してほしいと思い、講座を実施しました。
もちろん役に立ったのは、組長の、『世界一わかりやすい俳句の授業』『子供たちはいかにして俳句と出会ったか』です。
わかりやすく、パワポでコンテンツを作りました。まずは、「取り合わせ」を教えました。
そして、テーマ「恋」で俳句を作ってもらいました。
鑑賞は、「俳句ボクシング」形式で、赤組 1 句、白組 1 句の句合わせ。
好きな俳句の良い点をたくさんほめて、どちらかに多数決で決める。2勝した句は、決勝戦に進む。というバトル形式です。
これがものすごく盛り上がりました。
決勝に残ったのは次の 4 句。
待ち合わせドキドキしながらソーダ水
髪形を変えた次の日夏近し
電話待つ二十二時の熱帯夜
置き傘を忘れたふりで夏の夕
優勝に輝いたのは、「待ち合わせ~」でした。
この後は、「取り合わせ」について補足説明をし、「学校俳句のススメ」を紹介して、90 分を終えました。
この講座の参加者の感想です。
どの先生も、「俳句を作る楽しさを子供たちに伝えたい」と記しています。先生方が、それぞれの教室で、楽しく俳句を作る授業をしてくださったら、こんなにうれしいことはありません。
夏井先生大好き、プレバト大好き、俳句の授業大好きの、井戸砂織代表が、このような機会をつくってくださいました。心から感謝です。
俳句の種まきの輪が、少しずつですが、自分のまわりで広がってきているように思います。
私が俳句をするようになって、「人生の杖」をいただいたように、私も、まわりの人に、俳句を作る喜び、俳句を鑑賞する楽しさを伝えていきたいと思います。
今後も、微力ですが、俳句の裾野を少しでも広げられればと思っています。どうぞよろしくお願いいたします。
nhkk事務局スタッフ:
高山先生、感想からも先生方の大興奮が伝わってくる貴重なレポートをありがとうございました。
■日本俳句教育研究会(nhkk)
「俳句」を教材とした様々な教育の可能性を研究する日本俳句教育研究会は、「俳句」を教材に教育活動を展開しようとする教師や俳句愛好家の情報交換の場になりたいと活動する任意団体です。
ご連絡は、HPの「お便り・お問い合わせ」からお願いいたします。