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小さな🌟働き方改革1 印刷方法を見直す!見えないコストを見る

数年前に起きた辛い電通事件に端を発し、政府は、働き改革を推進してきました。学校現場にもその風は吹いたものの、実質的には、蚊帳の外に置かれている感も拭えませんでした。所属していた県の教育委員会も、教育の重点項目に教員の多忙化解消を謳っていましたが、現場では、色々思い悩むものの目に見えて実効のあがることを生み出しあぐねる状況でした。

今回は、プチ働き方改革として「見えないコストを見る」がテーマ。

職員室や事務室に置いてある印刷機やコピー機の周りに印刷の方法について、そのコストを意識して

コピー機    10枚まで
プリンタ    原稿印刷
印刷機     大量印刷


といったことが示されていることがよくあります。

導入されている機器にもよりますが、メーカーや各関係部局に改めて細かく問い合わせてみると30枚程ならコピーと印刷機は、ほぼ同等のランニングコストであることが分かりました。(プリンタは、やや割高。導入機器に関して調べてみると見えてくることがありますよ)
少しでも先生方の手間が省けるようにかかるコストを明瞭にして、手間を減らしていくことも働き方改革に繋がる小さな積み重ねだと思っていました。

印刷の手間(これも、見えないコスト⁉︎)は、プリンタ<コピー<印刷機。そこで、上述したような内容を見えたコストをもとにして、つぎのように改めてみました。

👉【印刷方法の目安編】…コピー 30枚位まで(クラス単位のもので、印刷時間を省けるなら40枚位までOK。)
👉両面印刷等は、印刷機だと手間がかかるのでコピー利用はおすすめ。
さらに、割高ではありながら、
👉プリンタは、ボタン一つで印刷の手間が省けるので、急ぎの際等、必要に応じて多少の枚数(クラス単位程度)であれば活用は可。

そんな風に取り組んでみました。当初は、コピーの手軽さから利用が増えて、年度末には予算を圧迫して事務職員さんから利用見合わせのお達しが出たこともありました。(学校への配当予算は限られていますので、節約の気持ちは忘れてはなりません!)その後、バランス良く使うことでプチ働き方改革の意図は果たせたように思います。
※実際にやってみて費用感が分かれば、学校へ配当される予算の配分を変えることで対応することもできるでしょう。

💫見えないコストを明らかにして、出来るだけ適切な方法を選択する、そして小さな時間を生み出していくことも大事だと考えています。

~続く~


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