今年の夏に「教師を取り巻く環境整備について緊急的に取り組むべき施策（提言）」（令和5年8月28日中央教育審議会初等中等教育分科会質の高い教師の確保特別部会）を踏まえた取組の徹底等について（通知）が発出されました。

この提言が発出される以前にも、文部科学省は、働き方改革に向けていくつか資料を示しています。その中で、目に留まるのは、「働き方改革事例集」です。

なかなかボリュームのある事例集で、全国の先進的な取り組みをまとめていて参考になりそうなものでもあります。この事例集、少なくとも2021年版は目にしたことがありますから、数年前から出されていている事例集だと思います。

ところが、今年の7月、サポートをする学校の研修会で、この冊子の存在を尋ねたところ、知っていた教職員は、30名程の参加者内1名でした。その後、あちらこちらの管理職にも尋ねてみましたが、その存在すらしらないことが殆どでした。もちろん目を通して、参考にして働き方改革を進めるには程遠い状況です。

おそらく、それなりの予算をかけて編纂して取りまとめたであろう資料集が活用されないどころか、現場では知られてもいない有様でした。何とか、その内容を行き詰まり停滞感すら感じる働き方改革の足しにならないものかと思いました。

R5年度に改定された事例集には、「働き方改革チェックシート」なるものがついていました。こちらは、これまで示されていた項目を整理したチェックシートになっていて、簡潔にまとまっていますので、利用価値はあると感じました。

この文科省の資料が、活用できるのではないかと感じたのは、『エッセンシャル思考』の著者が書いた『エフォートレス思考』の中にチェックリストについて書かれたくだりをを読んで、そ有用性を学校の働き方改革に応用できないかと思っていたからです。

チェックシートの活用方法に示されている項目は、やはりこうしたチェックシートをどう活かすのかという視点では大切なことが書かれていると思います。こうしたことをじっくり消化した上で、取り組む価値はあるのではないかと思いました。

こうしたことを思いながら、おおもとの「働き方改革事例集」が存在も知られず、閲覧、参考にもされていないなら、その内容全体を網羅したチェックシート作成してみたらどうだろうかと思い至りました。

文科省の事例集は、それ相応に内容もボリュームがあり眺めるにはエネルギーもいります。どうしたら良いかと頭を悩まし、事例集の目次をエクセルデータのようにしたらどうだろうかと思い、働き方アイデア&チェックシートを作成してみました。

単なるエクセルシートですが、上手く活用して文科省が示すチェックシート活用に視点とか資料「シート作成のポイント」に掲げたことを叶えることができたら良いのではないかと思ってみました。

参考に作成したデータをDLできるように置いておきます。
DLなさるときは、Twitterにフォロー→DMをくださるとありがたいです。
一般社団法人ライフ＆ワーク代表理事の妹尾昌俊が働き方改革に向ける理念を重要視するところもアイデア＆チェックシートの項目にしています。

法人として、こうしたデータを活用した働き方改革のご相談に乗ることも可能ですので、遠慮なくDMをくだされば幸いです。ご要望によっては、ライフ＆ワーク代表理事:妹尾にも相談いたします。
学校単位でも、行政区単位でも対応が可能です。停滞感漂う働き方改革ですが、ともに考えることができればありがたいと思っています。

加筆をしましたので、修正版をアップロードしました。