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ボサツの道    詩

かわいた仏に道は開くんです。
大きな欲と正しき道が用意され、大手を振って渡ってゆくのです。
そこには赤いもうせんがしかれて、
遊女が快く渡ってゆきます。
仏に成る変わり種の姿は皆の目をひいて、脚光を浴びます。
女の形は取ってはいても両性となる
バランス良い性に変化し、神に近づいてゆくのです。
愛する人に手をひかれ歩いてゆく幸せは実に満ち足りた心地良さにあふれます。
顔は喜びでほころびそうになるでしょう。
気をつけてキリリと口を結び、口の紅がきわだって目立つかな?
さあ転ばぬようもうせんの上を歩きましょう。
ここは遊女の通り道あどけない心を
持って通るんです。


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