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病院の日  詩

月一度の病院の日だ。たくさんの薬を
抱えて家に帰る。そして薬を切ったりよそおったり何日分か作ったりするんだ。私にとっての多忙な日だ。命の手綱で私の心のバランスを整えてくれる。大事な大事なお宝なんだ。
統合失調症とはいつのまにか、精神分裂病から名前が変わり希望の持てる病
となった。昔は不治の病だったがいまは直る病として存在している。幻覚も
治り、私自身の心も落ちつきやっぱり
長い年月、両親の慈愛に包まれここまでこれた。もう死にたいなんて言わない女になれた。今娘に恋人ができ私は
幸せ者だ。あの世に旅だった人々には
気の毒だが図々しく私は生きている。

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