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【リスクを尊重する】

今日は『リスクを尊重する』
についてお伝えしていきます。

「リスク」と聞くと字の如く危険
不確定な事象、回避すること等
ネガティブな印象が
思い浮かぶかもしれません。

リスクは危ないことなのでしょうか?

ビジネスではリスクマネジメント
金融ではリスクヘッジという言葉が
当たり前のように飛び交っています。

最低最悪の状況を想定して
致命傷を負わないように
戦略を練ることは重要です。


ところが人はリスクを
腫れ物扱いにして
自分だけは得しようという
行動に出る時があります。

なぜでしょうか?

安心・安全の空間で
危険は極力避けて
リターンを確実に得たい。

ずる賢いというより卑怯ですね。

どんな状況下でも安心・安全で
確実性がある訳ではありません。


例えば

大企業勤めや公務員でいれば
毎月給料をもらえるから絶対安泰だ。

今は身体の状態は良好だから
タバコを毎日吸っても問題ない。

添加物だらけの加工食品を食べても
糖尿病にかかったことはないし
今後食べ続けても大丈夫だ。

運動なんかしなくても骨折しないし
病気にかかることはあり得ない。


上記のように自分はコストを支払わず
リスクも尊重せずにリターンだけを得る。

完全にリスクを冒涜していますね。

自分は傷つきたくない。
痛手を負いたくない。
安心・安全領域に居たい。

周囲に犠牲を払ってもらって
自分は守ってもらいたい。


管理職時代スタッフに
給料の意味を
話したことがあります。

自分達が頂いている給料が
毎月決まった日に当たり前のように
入金されていると思ったら
大きな間違いですよ。

社員だから給料はもらえて当然。

決められた手順で決められた作業を
時間通りこなしていればそれで良い。

こういった受け身で卑屈な考え方を
しているのであれば給料は頂いては
いけないです。

会社は自分達やその家族を守るために
莫大なコストを支払っています。

患者さんが治療の料金を
支払ってくれています。

そのおかげで給料を頂けているのです。

であれば給料の3倍結果を出さなければ
本来経営は成り立たないのです。

会社が見えないところで
孤軍奮闘している背景を
熟慮する必要があります。


労働基準法で契約しているから
給料はもらって当たり前だ。

それが資本主義のルールだ。

理屈をこねくり回して
正論で正当化することほど
見苦しいことはありません。

スタッフ全員が経営者の気持ちで
会社を盛り上げようとすれば
日本の企業は生き残れます。


「損切りの重要性」でお伝えしたように
リスクもリスクさんとして尊重すれば
自分が支払うコストが何か明確になります。


リスクにも種類があります。

大きな破滅リスクと
小さな舵取りリスクです。

大切なことはリスクと
どう向き合うかです。

コツとしては
1.破滅リスクだけを避ける

2.小さなコストを先出しする

3.欲しいものを手に入れるために
  適切なコストを集中配分する

お金が無いにもかかわらず
借金してまで投資をするのは
破滅リスクを考えていない
自滅の極みです。

この場合お金の規律を守るために
時給労働してお金を稼ぐことを
最優先にしなければならないです。

時間のコストを支払って
対価の報酬を得る習慣を
身に付けることです。

コツコツと稼いだお金を投資ではなく
次のビジネスに回して人脈やスキルを
蓄積していくことです。

小さな舵取りリスクを取って
それに見合うコストを支払う。


会社員の給料で言えばいきなり
給料アップを要望するのではなく

会社を盛り上げていくために
自分ができるコストを先出しして
小さな結果をもたらしていく。

重要な2割は何かを見出し
不要な8割を削除して集中する。

1人がバタフライ効果を出せば
瞬く間に全体に拡散していきます。

後は繰り返し継続できるかを
見極めていくことです。


最小限で構わないので
小さなリスクを取って
上手くいくことを繰り返す。

実にシンプルです。

しかし、人間は一発逆転や
特大ホームランを狙いがちです。

仮に突然大成功を収めても
その場限りで終わります。

瞬間風速的に1億円契約できるより
わずか100円でも得られて徐々に
大きくなるほうが長く続きます。

リスクは生きるために
重要な権利なのです。

リスクを避けることは
生きることを放棄するのと
全く同じなのです。


パートナー選びでも同じことが言えます。

三高 「高学歴」「高収入」「高身長」

四低 「低姿勢」「低依存」「低リスク」「低燃費」

「三高」「四低」を発信している時点で
何かと比較して主体性がありません。

双方が当事者意識で
責任感を持つことです。

リスクさんを
尊重していきましょう。

今日も読んでくださって
ありがとうございます。



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