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【物事は遠山の目付で俯瞰する】

今日は『物事は遠山の目付で俯瞰する』
についてお伝えしていきます。

遠山の目付とは剣道の用語で
相手の顔を中心に見ながら
遠くの山を見るように
相手の全体を見る事です。

遠山の言葉を目にした時
「遠山の金さん」
連想していました(笑)。

遠山の金さんは今で言う
裁判官(裁判長)に該当します。

ある意味全体を見渡して
判決を下すところは
似ているかもしれません。


剣道では
相手との距離が近いので
視野が狭くなり一点に
集中しやすいです。

もちろん目の前の事に
集中する事は大切ですが
細部に囚われすぎては
身動きが取れなくなります。

そこで遠くの山を見るように
相手を見据える事で
頭の先から足先まで
全てを見ることができます。


これは何も
剣道だけに限りません。

昨今の学校教育、公的機関
企業等で行われている方針は
細かいところを重視しています。

「木を見て森を見ず」です。
いわゆる「ズームイン」
し過ぎています。

知的好奇心、興味関心を持つ事は
非常に素晴らしいです。

しかし、ズームインが行き過ぎると
顕微鏡で観察するように
重箱の隅をつつきがちです。


『木を見て森も見る』
お伝えしたように

全体像を把握した上で
細部に入るほうが理解も
進みやすいです。

言わば「ズームアウト(メタ認知)
してからズームインしていく事です。


ズームアウトもやり過ぎると
具体的に行動しなくなるので
要注意です。

人類の平和、宇宙空間での活動等
フォーカスする範囲が広すぎて
絵空事を唱えるだけの空想家に
なってしまいます。

どちらかに偏っていては
分断・対立を引き起こします。
バランス良く実践する事です。


剣道で例えるなら
相手の全体像を見てから

自分の得意技もしくは
相手の弱点を見極めて
打突していきます。

目をキョロキョロさせるのではなく
一点を見ているかのごとく
全体像を把握していくのです。


肉体改造に関しても
千差万別です。

私も色々な手法を試しましたが
最終的には1つに絞って
それをひたすら継続しています。

肉体改造していく場合
筋トレのメニューや
プロテインの飲む時間帯等

事細かに気にしすぎると
結局何も身に付きません。

迷路に入ったかのように
訳が分からなくなります。

まずは全体の概要を把握したら
簡単にできる事から始めて
いけば良いのです。


人によっては
「4つの学習タイプ」
「なぜ」、「何」を
理解しないと行動できない

と仰る方も
おられるかもしれません。

ここは大雑把で構わないので
サラッと目を通したら
すぐに実践する事が
最優先です。

行動しながら細部を
1つずつ確認していけば
理解しやすいです。


学校教育もズームアウトしてから
科目の背景を教えていくようにすれば
もっと楽しくなると思います。

最初から文法、方程式、年号等の
説明ばかりしているから
退屈して眠たくなるのです。

文部科学省のカリキュラムで
決まっているから仕方ないで
済ませるのは勿体ないです。


であれば自分で大人も子供
学びが面白くて楽しいと
体感できる教育機関を
創ろうと考えています。

道のりは険しいですが
遣り甲斐はあります。


ズームイン(具体化)と
ズームアウト(抽象化)を
バランス良く取り入れて
実践していきましょう。

今日も読んでくださって
ありがとうございます。

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