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【商人は笑人である】

今日は『商人は笑人である』
についてお伝えしていきます。

私自身大阪人で
両親が自営業だった事もあり

「ビジネス=商売」
と捉えています。


商売する人を「あきんど」
呼ぶ事があります。

私は幼少期にSMAPの曲
「Hey Hey おおきに毎度あり」の歌詞で

Hey Heyおおきに毎度あり
商売繁盛 なにわのあきんどやー

ここから「あきんど」を
覚えていました(笑)。


「あきんど」の語源は諸説あって
歴史的背景や季節が
関係していると
言われています。

1.歴史的背景
 ①平安時代
 「あきんど」という言葉は
 「あきひと」が変化した形
 だと言われます。
 平安中期の辞書
 『和名抄』(和名類聚抄:わみょうるいじょう)に
 「商人」の意味として
 「あきひと」があります。
 『古今集』(古今和歌集:こきんわかしゅう)
 「あきびと」の例が見られます。
  商(あき)と人(ひと)の複合語である
 「あきひと」「あきびと」が登場します。
  この発音が変化して
 「あきんど」となりました。

 ②室町時代
  発音の変化が起こります。
  「あきびと」が
  「あきうど」「あきゅうど」
  などと変わりました。
  ただし「あきうど」「あきゅうど」は
  結局のところ「あきんど」ほど
  普及しませんでした。
  その代わり上方の言葉
  文語的な言葉などとして
  細々と生き残っていきました。
 「あきんど」の語源は「あき+ひと」
 「あきなう」の語源も「あき+なう」
2.季節
 
 通説として流布されている説
 「秋(あき)に交易が盛んになるから」というもの
 春から夏にかけて育ててきた農産物が
 秋に収穫期を迎えることから
 この時期に交易が盛んになり
 商売のことも「あき」と
 呼ぶようになったとする説

 異説では
 「間に立つ意味の“あく”が変化した」
 「双方の満足・充足を意味する“飽く”が変化した」
 「ありきいとなみ(歩行営)が変化した」とする説


諸説はともあれ
「あきんど」には
色々な意味が込められています。

商売もさることながら
生活を営む上で大切な概念だと
個人的には感じます。


大きな視点で俯瞰すれば
商人は商品・サービスを
提供するだけでなく

商品・サービスを待ち望む
お客さんに「笑顔」で価値を
届ける事でもあります。


時代の変化と共に
オンラインショップが加速して
提供者の顔が見えづらく
なってきています。

ホームページに画像や動画で
掲載されるもののどこか
機械的な感じがします。


そこで「笑顔」を付加すれば
印象度が大きく変わります。

『笑顔、声の大きさ、テンポ』では


「声の大きさ」に特化しましたが
今回は「笑顔」に着目します。


商人は他者や社会を
「笑わせる人」

「喜ばせる人」

「勇気づける人」

etc

「他喜力」を行っています。


「商人=笑人」を自然体で
実践していた方がおられます。

それは

私が鍼灸整骨院を
開業していた頃に出会った
近所の「コンビニ店員」さんです。

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他のコンビニ店員さんと
比較する訳ではないですが
群を抜いて素晴らしい対応を
されていました。

女性の店員さんで
何と元カノと似ていたので
尚更高感度が上がりました。


「レジ接客」

「店内での声がけ」

「小さな子供への対応」

etc


ほんの些細な事にも
「目配り」

「氣配り」

「心配り」

が行き届いておられました。


極めつけはレジ接客後の一礼が
ホテルウーマンのようで
感銘を受けました。

ここまで丁寧に対応される
コンビニ店員さんは
初めて拝見しました。


通常のコンビニ店員さんでは
中々お見かけする事が
無いと思われます。

ひょっとしたら
ホテルでの接客経験が
あるのかもしれません。


店内に足を踏み入れた瞬間に
さわやかな第一声と共に
視界に入る素敵な「笑顔」に
魅了されていました。

レジ接客もその女性店員さんに
してもらいたいゆえに
あえて並んだ程です。

ある時思わず
話しかけてみました。


私:「いつも素敵な笑顔で本当に
   気持ち良い対応をされていますね」

  「感動しました」

店:「ありがとうございます」

  「そんな風に言って頂けて光栄です」


なぜこれ程まで素敵な対応をされるのか
理由を聞こうと思ったのですが
後ろに人が並んでいたので
会話を止めて帰りました。

元カノに似ているという
私情を挟んではいけませんが
感情が揺さぶられるとは
まさにこの事です。


この女性店員さんは
商売はもちろんの事ですが

「商人=笑人」の意義を
心から表現している事です。


マクドナルドが
「スマイル0円」
プロモーション戦略として
取り入れた事もその一例です。

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個人的にはどうかなぁと
感じるところはありますが

「低コスト」

「自社のブランドを向上させる」

「お客さんにインパクトを与えるもの」

etc

価値を高めて提供する事には
面白い着眼点ではあります。


「コンビニを含め店員さんの対応は
 特別氣にしていないですよ」

「殆どマニュアル通りでしょ」

あるいは

「これからはAIが全て対応して
 人の手は要らなくなりますよ」

「無人店舗がどんどん増えていく中で
 店員の対応なんて誰も見てないよ」

と思われれるかもしれません。


例え情報化が進んだとしても
感情を伴い躍動感がある事は
人間にしか出来ない
唯一の特性です。

どんな仕事でも
熱い「情熱」と「志」を持って
取り組むとそこには
「魂」が宿ります。

人に与えられた
「使命」「天命」です。


女性コンビニ店員さんや
スマイル0円の対応は
まさに「愛」「魂」が
内側に秘められています。

第六感で抽象的ですが
昨今の社会で忘れられている
大切な概念です。


「笑顔」は誰でも
すぐに出来ます。

考えてする事ではありません。

人間脳が働き過ぎて
「感情」や「感性」を
抑え込んでいます。


ビジネスでは論理的に思考して
戦略を練る必要があります。

ただ思考に偏り過ぎると
「笑顔」が忘れてしまいます。

「笑顔」になるための
アプローチは不要です。


面と向かって対応する際は
素直に感情を表現して
自然体で居れば良いのです。

余計な思考は捨てて
ありのままで臨みます。

思考は作戦会議で
使うようにします。

※ビジネス時は臨機応変に
 感情表現する事です。


純粋に人を笑わせる事に
フォーカスすれば
邪心は消えて
「笑顔」になるでしょう。

「笑顔」に勝る化粧なしです。


女性コンビニ店員さんのように
自然体で「笑顔」を
届けていきます。

今日も読んでくださって
ありがとうございます。


追伸
あなたの「商人=笑人」
と思えるエピソードを
お聞かせください。

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