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京都大学で学ぶ ❷〜名作再読〜

凄いタイトルをつけてしまった…。

私が、京都大学へ入学し講義を受けるほど賢い頭脳を持っていたら良いのだけど、憧れの大学は私の脳みそが何個あっても入学できません。阿保が増えるだけで意味がない。残念ながら💦

ただ、私に希望の光が見えたのは、公開講座の内容が祖父や伯父が研究していた事に繋がり、理解できる脳みそでは有りました。

京都大学で感動するのは、偉い教授の方であっても子供でも分かる様に丁寧な言葉で教えてくださる。「人に伝える言葉」も京都大学で学ばさせて頂いています。

さて、私が興味があった公開講座とは!

2019年7月13日  人文研アカデミー

2019夏期公開講座「名作再読 -いま読んだらこんなに面白い13-」

* 菊池暁 人文科学研究所助教
* 可能性としての子ども/風土記 —『北白川こども風土記』を中心に—
* 中西竜也 人文科学研究所准教授
* 田中逸平『白雲遊記』 —大正時代の日本人によるメッカ巡礼の記録—
* 藤井正人 人文科学研究所教授
* インド古典が語る理想の「終活」 —五木寛之『林住期』から話を始めて—

以上、3つの公開講座。

この中で、私が手に入れる事が出来た本は1冊だけ。最後の五木寛之さんの「林住期」のみ。急いで読む。

講義後で知ったのですが、「北白川こども風土記」は一般では手に入らず再販したいと考えて現在動いているようでした。

2冊目の『白雲遊記』は、古書でも少し高くて勉強してから購入するかを決める事にした。

さて、文学的な側面から三人の先生方の講義を書き進めていくのが一般的だと考えますが、私はちょっと違う視点で書きたくなりました。



菊池暁 人文科学研究所助教
* 可能性としての子ども/風土記 —『北白川こども風土記』を中心に—

京都大学が建設される前の左京区吉田本町付近は、京都市中心へ農作物や花を売りに行く農地で、民家は道沿いに建っているぐらいの豊かな土地だったそうです。京都という土地柄もあり、歴史的な建物や遺跡も残る良い場所。

この「北白川こども風土記」は、

1959年、京都市立北白川小学校の児童48人が4年生から3年を費やして自分達が住んでいる郷土・北白川を調べ 、担当していた教諭により丹念に修正され、子供達が根気よく作成した一冊。当時、PTAの方達も協力し出版されたようです。(現在、僅かしか本が残っていないとの事。)

もっと的確な表現で、菊池助教の言葉を借りると

"第一級の「地誌」であり「郷土史」であり「民俗誌」である。"

その作成の様子は、学研『四年の学習』に記されていたそうで、どんな一冊になっていたのか読んでみたいな。と、興味がわく。

当時の4年生、スマホやゲームもなく、外で元気いっぱい遊んでいた頃とはいえ、根気よく郷土史を調べるのは並大抵のことじゃないと感じていました。

なぜ、実現出来たのか?

北白川に住んでおられる知識人の協力もあっての事。

私の陳腐な解説より

人文科学研究所 菊池暁 助教の記事が掲載されているのでコチラを読まれると知識の幅が広がります!

慶應義塾大学出版社

人文学探求 新京都学派の履歴書(プロフィール)―
第15回 

http://www.keio-up.co.jp/kup/sp/jinbunken/0015.html

私は、子供の頃に夢中になった事は「将来に繋がる」と信じて子育てをしています。その甲斐あって、絵を描くこと、昆虫を夢中で追いかける子に成長し、志望する大学も「好きな事を究極に極める」学部へ目標を持ってくれました。(一人は、大学合格する学力をつけるのに苦戦していますが 呑気です。)

「北白川こども風土記」は、私にとってお手本。この時に調査していた生徒さんの将来を知る事で勇気がわきました㊗️

いつか、出版されたら読んでみたい一冊。

北白川近辺の古い歴史、面白いようですよ。

つづく…




『空想工場』SAORINです。メンバーは、夢を叶える為に奮闘中です。SAORINは、2014年から尊敬する師匠のお手伝い。滋賀県の里山で活動しています。住まいは、山の上。自然の事、大好きな雑貨の事、カフェ、幅広く日常の気づきを記事にしていきます。あなたのオススメも教えて下さい!