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【試合評】スタンリッジ攻略を「決定づけた」島内宏明の先制2ラン!~4月26日○楽天11-7ロッテ


横綱相撲で貯金11

前夜、東京ドームで貯金を今季初の二桁10に乗せた楽天が、舞台を仙台に移したロッテ4回戦でも、王者の風格を漂わせる「横綱相撲」で快勝した。(ただし、9回を除く)

4月8日・9日の敵地ロッテ戦に続く今季3度目の雨中戦になったが、なんのその。エースの則本が序盤から素晴らしいピッチングを展開、7回1失点で今季初のハイクオリティスタートを達成させ、2勝目。

打線は今季12度目の二桁安打、14本のヒットを放ち、好調を維持した。

2試合ノーヒットだった銀次が今季3度目の猛打賞、ペゲーロ、島内、藤田、今季初スタメンの三好が2安打をマーク。

島内が先制となる3号2ランをぶっ放すと、チームのムードメイカー、ウィーラーにも89打席目にして待望の1号2ランが飛び出すなど、序盤から主導権を握り、7回終了時にはスコア11-1と10点差をつけることに成功した。

茂木休養でもチーム快勝!

この試合、開幕以来、1番・遊撃で先発出場し続けてきた茂木がスタメンから外れ、休養になったゲームだった。
前日の試合、1塁ベースを踏んだときに足を突いた感じになり、かかとを痛めたという。そのため、大事をとって休ませたという試合だった。
主力を休ませながらも、代役の三好が2安打し、チームも快勝できた点も大きかった。

これでチーム成績は、19試合15勝4敗の勝率.789、貯金を今季最多11に乗せ、ゲーム差は2位・オリックスと2.0、3位・西武と4.0、4位・ソフトバンクと4.5、5位・ロッテと10.0、6位・日本ハムと12.5になっている。

両軍のスタメン

ロッテ=1番・荻野(右)、2番・大嶺翔(遊)、3番・細谷(左)、4番・井口(指)、5番・鈴木(二)、6番・福浦(一)、7番・ダフィー(三)、8番・田村(捕)、9番・伊志嶺(中)、先発・スタンリッジ(右投)

楽天=1番・岡島(左)、2番・ペゲーロ(右)、3番・ウィーラー(三)、4番・アマダー(指)、5番・銀次(一)、6番・島内(中)、7番・藤田(二)、8番・嶋(捕)、9番・三好(遊)、先発・則本(右投)

スタンリッジ攻略を決定づけた、島内の先制3号2ラン

本戦ではかかとを少し痛めた茂木を休ませる試合になったが、ぼくは近々、島内にもリフレッシュ休養を与えるべきだと思っている。

チームで唯一、開幕19戦センタースタメンでフルイニング出場。
もしこのまま出ずっぱりが続くようだと、2012年の聖澤や昨年の岡島のように、疲労からコンディションを維持するのが難しくなり、パフォーマンス低下を招きかねないからだ。

実際、それまで打率.304をマークしていた島内は4月18日西武戦以降は打率.200に落ち込んでいた。

そのため、本戦でも心配していたのだが、その不安を払拭する先制の3号2ラン、2打席目でもエンドランを決めて3,1塁のかたちを作り、直後の藤田犠飛のお膳立てをする右安を放ち、7試合ぶり2安打の槍働きになった。
(それでも、長期的スパンでみれば、頃合いをみて休養を取らせ、シーズン通してヘルシーな状態でプレーしていただきたいと思う)

とくに値千金の一撃になったのは、先制の3号2ランなのだ。

2回の先頭・アマダーまで3奪三振を含む4者連続でアウトに取り、上々の立ち上がりをみせたスタンリッジの快投を、5番・銀次との共同作業で打ち崩した。

1,2塁間を射抜いた銀次の右安、ライト伊志嶺の足がほぼほぼ動かなかった島内の右越え2ランがなければ、翌3回の4得点は生まれていなかったと言えるのだ。

どういうことかというと、データが如実に物語っている。
興味深いので、ぜひご覧いただきたい。

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