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【試合評】「収穫」と「課題」を手にした意味あるマリン敗戦~5月19日●楽天3-4xロッテ

意味ある敗戦にしたいロッテ8回戦

1点差の接戦を落とす今季4度目のサヨナラ負け。
しかし、今後へ向けての収穫や課題を確認できたという点では、意味のある3時間41分の攻防劇になった。

チーム成績は1位、35試合25勝10敗の勝率.714。
各種戦績は、5月戦績9勝5敗、ロッテ戦6勝2敗、ビジター戦績12勝6敗、1点差試合7勝5敗、延長戦2勝3敗。
ゲーム差は2位・ソフトバンク(5月12勝3敗)と2.0、3位・西武と6.0、4位・オリックスと9.0、5位・日本ハムと11.0(同10勝4敗)、6位・ロッテと17.0になった。

森原、ボール先行で打たれ、今季2敗目

まずは、延長10回裏、3番・根元にサヨナラ打を浴び、今季2敗目を喫した森原だ。
1死後、カウントを悪くしたのが拙い。
1番・荻野貴、2番・鈴木、3番・根元に浴びた短長3連打は、いずれもボール先行からのヒット。
ここまでの森原は被打率.152と上々だったが、フルカウントを含むボール先行時の被打率は.259、1割跳ね上がっていたのだ。

◎森原康平 試合状況別の投手成績

上表のとおり、森原はリードした局面では防御率0.66、WHIP0.29と無双ぶりをみせるものの、本戦のような同点時だと3.86、1.50になってしまう。
ビハインドの戦績もかんばしくなく、ひときわ重圧のかかる同点や追う展開での登板だと、現状では本領発揮できていない。

この辺り、今後の課題になりそうだ。

両軍のスタメン

楽天=1番・茂木(遊)、2番・ペゲーロ(右)、3番・ウィーラー(三)、4番・アマダー(指)、5番・銀次(一)、6番・島内(中)、7番・岡島(左)、8番・藤田(二)、9番・足立(捕)、先発・釜田(右投)


ロッテ=1番・伊志嶺(中)、2番・鈴木(二)、3番・根元(左)、4番・福浦(一)、5番・ダフィー(三)、6番・清田(右)、7番・パラデス(指)、8番・吉田(捕)、9番・三木(遊)、先発・涌井(右投)

オコエを凌駕する、田中和基の走りっぷり!

朗報といえば、ドラフト3位の新人、田中和基が見事なデビュー劇を飾った。

5月17日日本ハム戦(○E15-6F)の終盤9回、センターの守備固めでプロ初出場を飾っていたが守備機会なし、目立つことなくデビュー戦を終えていた。

2試合目になった本戦では、1点を追う9回、1死後に中安を弾き返した6番・島内の代走で出場した。

すると、続く7番・岡島の初球だった。

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この後、田中、藤田、菅原、釜田についてクローズアップしてます。
ペットボトル1本程度とおトクです。

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