WBC侍ジャパンの命運を左右する、正捕手・嶋基宏に課せられた「最重要課題」

3月7日に始まる第4回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)。
約1ヵ月に迫ってきた!

世界一奪還を目指す、小久保裕紀監督率いる侍ジャパン。
そのロースターが去る1月24日に発表されている。
昨年暮れに先行発表されたメンバーを含む、出場28名中27人がここに決定。

今回も捕手は3人体制で臨む。
楽天・嶋基宏選手、日本ハム・大野奨太選手、巨人・小林誠司選手というロースターは、昨秋のメキシコ、オランダ強化試合と全く同じ顔ぶれになった。
WBC使用球の取り扱いを経験した捕手を重視した、とも言えそうだ。

◎小久保監督就任後の侍ジャパン捕手陣
○・・・選出 (嶋の黄色網掛けは選出も怪我で辞退)

なかでも、嶋選手にかかる期待は、大きいだろう。
小久保監督の就任以降、2016年3月の台湾戦を除く日本代表試合で侍ジャパンに選出されてきた。(2015年3月の日欧野球は左手甲打撲で出場辞退)

たしかに、当初あった小久保監督から嶋選手への熱い信頼度は、歳月を重ねるうちに、徐々に落ち着いてきた感は否めない。
それでも、大野選手、小林選手と比べると、いまだにその信頼度は頭1つ分、抜けているのでは?と思う。

今朝(1月27日)のスポーツ紙に目を落とすと、そんな嶋選手のWBC関連記事が載っていた。

◎楽天・嶋 “オランダ代表の頭脳”元同僚を警戒「油断できない相手」(スポニチアネックス2017年1月27日 05:30)

◎楽天嶋、オランダAJコーチ警戒「日本の野球熟知」(日刊スポーツ2017年1月27日7時34分)

オランダ代表には、2013~2014年の2年間ともにクリムゾンレッドに袖を通して戦ったアンドリュー・ジョーンズ・コーチがいる。NPBを熟知し、観察眼に優れたAJを、昨秋の強化試合のエピソードも交えて、嶋選手が警戒しているという内容になっている。

もちろん、AJは要警戒人物だ。
2013年2月、久米島の紅白戦、ベンチにいたAJは、マウンド上の田中将大投手の球種を見破り、とっさに声を出してバッターボックスのマギー選手に知らせた。AJからの助言をもらったマギー選手は、みごとにホームランに仕留めるというシーンがあった。侍ジャパンにとって、本当に要注意人物なのである。

しかし、ぼくに言わせれば、嶋選手が最も警戒しなければならないのは、「もっと別のところ」にあると思っている。

「このこと」について、侍ジャパンのコーチ陣や、大野、小林の両捕手、あるいは投手陣を交えて真剣に事前対策や研究を実施してほしいと思っている。

「これ」ができるのとできないのとでは明暗大きく分かれ、侍ジャパンの命運にも直結することになる。

楽天イーグルスを細かく観察し、全試合を1球から記録集計管理してきた鷲ファンきってのデータマン、@eagleshibakawaが注目する、嶋選手が真になすべきWBC対策とは、、、

それは、、、コレだ!!!

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