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【戦評】中軸3外国人をねじ伏せた古川侑利「進化」の2勝目!~6月12日○楽天5-1中日

投打かみ合った崖っぷちの再出発!

広島戦3連敗で借金が今季最多の18にふくらみ、自力Vが再び消滅。
5位とのゲーム差も今シーズン最大8.5に拡大し、まさに絶対絶命だった。

窮地に立たされた鷲軍は、1軍と2軍の間で大幅5人の入れ替えを敢行。
おそらくAクラス入りへ最後の機会になるであろう再出発を賭けた崖っぷちの本戦で、入れ替えた戦力が活躍し、投打かみ合う5-1の勝利を飾った。

勝利の立役者は、楽天スーパーポイント10万ポイントが贈られた古川と島内だ!

先発・古川は、僕らの想像を超える力強い真っすぐを武器で恐竜打線を圧倒。
立ち上がりに制球乱す部分もあったが、尻上がりに調子を上げて6回途中1失点で2勝目をつかんだ。

ラインアップには両軍ともに3人の外国人。
とくに中日はアルモンテ、ビシエド、モヤと打率3割トリオを3、4、5番の中軸に据える布陣を敷いていた。
そのなか、古川は彼ら3人をねじ伏せ、合計8打数0安打、4三振、1四球、1本の快音も許さなかった。

帰ってきた島内は、4/19ソフトバンク戦(○E3-1H)以来の出場だ。
7番・右翼でプレーし、2安打3打点、殊勲の槍働きになった。

初回は相手先発・山井がコントロール乱した。
今季改修された楽天生命パークのマウンドに合わなかったか、ここまで15イニング連続無失点のベテランが4四球。
イーグルスは2死満塁から押し出し四球で、1点先制していた。

島内のバットから中前2点打が生まれたのは、その直後のことだった。
この一打は「チーム37イニングぶりの適時打」になっている。(E3-0D)

3-1で迎えた6回には、貴重なスリーベースで追加点を挙げた。(E4-1D)

ゲームは中盤に突入し、敵軍からみれば終盤の反撃へ向けて1点も与えられない場面である。
先頭・今江を三振に仕留めた後、6番・アマダーの一発を警戒し、四球で1塁に歩かせた直後、相手の思惑を打ち砕く右中間三塁打になった。

なお、このとき1塁走者はアマダーの代走・山崎。
プロ初出場を飾ったルーキーが、島内の初球の変化球がワンバウンドになり捕手が少し弾いた隙を逃さず、風のように2塁を陥れ、その後の島内長打でプロ初の得点を刻んでいる。

翌7回、今江が得点圏打率を.375に上げるチーム5得点目のタイムリー。
この得点も先頭打者四球を含む2四球を活かしたもので、楽天の5得点は全て四球出塁した走者(代走含む)がホームを踏む、もらったチャンスを確実に活かしたゲームになった。

外国人打者が無安打で、チームに本塁打も飛び出さなかった試合で今季初の勝利になった。(1勝5敗)

ただし、課題もある。

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