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群馬

登利平ってあるじゃないですか、あるんですよ、群馬に28店舗、埼玉に3店舗を構える有名な鳥料理のお店なんです。私は埼玉県民であると同時にほぼ群馬県民なので、登利平って昔から知っている名前でして、小さいころは群馬にある母の実家に遊びに行ったときなどに、高崎駅で売られている鳥めし弁当なんかを食べたことがあったように思います。でもそのあと、10代20代のころは登利平に見向きもしなかったんですよ。そもそも地元で外食する時期がお金のない高校生くらいまでというのもあるし、これは田舎あるある

    • 好きな食べ物を考える:野菜編

      1.茄子 好物を聞かれていつも真っ先に挙げるのが茄子だ。揚げ物や炒め物にして油を吸ってトロッとなった茄子もめちゃくちゃおいしいし、逆にさっぱりした茄子の漬物なんかも飲みに行くとつい頼んでしまう定番メニュー。こってり/あっさりのどちらにも対応でき、和風・中華風・洋風のどれでもいけるというスーパー万能野菜が茄子である。焼き茄子、天ぷら、麻婆茄子、ラタトゥイユなどどれも美味しいが、私が最も好きなのは胡瓜と茄子とみょうがを細かく刻み、白だしまたは醤油で和え、鰹節を振った即席の浅漬けだ

      • 余計な日

        数年前から年1、2度のペースでタロット占いに通っている。いまの職場に転職を考えた際も行きつけの占い師にみてもらったのだけど、そのとき彼女に「難しいと思う」と言われていたら書類すら送らなかったかもしれない。とはいえどんな占いも与えられた助言を実行するかは自分次第だ。私は彼女の占いがよく当たるなと思っているけど、そもそも当たる/当たらないだけで占いの価値を判断する人に、それなりの値段が張る対面の占いはあまりオススメできない。逆にオススメしたいのは人に悩みを話すことができない人、あ

        • ノート

          私が日記をつけ始めたのは小学6年生の時で、そのきっかけは河合我聞である。近年ブログ「お父さんの日記」が好評を博し再び脚光を浴びた河合我聞だが、当時彼が「笑っていいとも!」のテレホンショッキングに出演した際、大学ノートに日記をつけていると話していたのをたまたま見たのだ。日記帳のようなしっかりした形式ではなく、大学ノートに書きたいときに好きなだけ書くという。私は河合我聞のファンでもなんでもなかったが、なるほどそれならできそうだと思い、「りぼん」の付録についていた椎名あゆみの「ペン

          勾玉の数は16個

          「新幹線変形ロボ シンカリオン」が好きだ。男児向け玩具から派生したTVアニメで、主人公は名を速杉ハヤトという。出木杉英才とそう変わらないレベルのネーミングだが、速杉ハヤトはそのキャラクター性も出木杉英才と近いものがある。ハヤトは出木杉ほど万能ではないものの、好きなもの(新幹線および鉄道)に付随する知識は誰にも負けないレベルであるし、礼儀正しく、親への尊敬をてらいもなく口にする大変育ちの良い男の子だ。野比のび太と出木杉英才のどちらに近いかと言えば、確実に出木杉タイプだろう。出木

          勾玉の数は16個

          いのちだいじに

          大学生の頃、ベジタリアンやヴィーガンに関心を持っていろいろ調べたことがあった。mixiのフルータリアンのコミュニティで見かけた「ほうれん草を煮え湯に入れるとき胸が痛む」という書き込みは忘れられない。私はネガティヴ&ファンシーな人間なので、動物も植物も、はたまた無機物にも命があるイメージを持ち、それらの痛みを想像して悲しい気持ちになる、という感覚はわりと持っている。また理屈っぽくもあるので、ペットを飼いながら家畜の肉を食べるのは矛盾しているのではないか、という問いも理解できる。

          いのちだいじに

          眠れない夜のしりとり

          顔がガサガサしていて、目もしょぼしょぼしているんだけど、これが「乾燥している」ということなんだろうか。世の中の人はどうやって「乾燥している」という感覚を身につけるのか。そういうことがたくさんある。そもそも私は五感が鈍いのだろう。基本的に頭の中でひしめいている言語に常に気を取られていて、自分の身体や、それを通して接する外界のことにはあまり関心がいかない。頭痛や喉や鼻のような首から上の不調には比較的気づくが、首から下の不調には気づきにくいし、身体の動かし方がよくわからないから運動

          眠れない夜のしりとり