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またここから、いつでもスタートを切れる力を

3月末。
一気に芽吹きの時期になり、自然の営みと共に新たなスタートを感じる季節。
日本では新年度という節目、と浸透しているので、誰に言われなくても気持ちを新たにと、ここまでを一旦棚卸をして、「またここから」と思う方も多いのではないでしょうか。

大がかりな棚卸でなくても、日々の自分を違う視点から見ることで、新たな節目で、自分がどこにエネルギーを注ぎたいのか、迷うことが少なくなったり、スムーズに取り掛かれたりします。

違う視点を取り入れるには、自分で自分に気づく力を磨くこと”気づき力”を自分の中に育てることではないかなと思います。それは日常で誰でもいくつからでもできます。
あ、ちなみに”気づき力”は私が勝手に作った造語です。

余白の力

日常の中で、例えば仕事で、今出したメール、ちゃんと伝わったかな、とか
もう少し資料を早く提出できたらよかった、とか、あの人だったらもっとうまくやるだろうなとか。

先日の昼休み、携帯片手にランチを食べるのをやめて、食べることに集中、というか”余白を”と思いながら食事をすることに決めたとき、無意識にお馴染みのひとり反省会を開いていることに気づきました。

誰かの目線を気にして、不安や恐れをベースに今日の仕事をしていたことに。

誰もが生きているだけで価値があると思っているのに、自分の行動を手を止めて見たら、仕事の出来と自分の価値を一緒にして、だから自分はダメなんだと当然のように思っていて。気づいたらなんだか笑えました。

誰もが生きているだけで価値があるなら、仕事や自分の行動がどうであれ、自分自身の価値は、仕事とは別で、一緒ではない。

仕事でどうであれ、だから自分はダメなんだ、と考える必要はない。

誰も頼んでいないのに、無意識に自分で作り出している自分のイメージ。

日常の中で、手を止めて、余白をつくったら、その当たり前に気づいたのです。当たり前すぎて気づいてすらいなかった自分に。

ただ、ここで一瞬でも気づいたことが、次の選択を変え、その選択した行動の先に現実が変わっていく。だから、とてもパワフルです。

午後からの仕事は、”自分がこうしたいから”と言葉を変えて伝えてみる、そんな日常の些細な一コマが積み重なって、自分が作られていく。

今ではこのように自分の感情や思考を、客観的に気づくことができるようになりましたが、このスキル、本当に持っていて損はない、というか断然生きやすくなる、かつ誰でもいつからでも磨くことができるスキルだと思います。勝手に名付けて、「気づき力」。(←センスはあえてご容赦をw)

心理学等の研究で「脱中心化」などのキーワードだったり、”メタ”などを使うと今っぽいですが、要は自分を自分で観察する力観察ができて認識ができたら、それが次の行動を変える源になります。

人にどう思われるかの責任は自分

そんな私は、仕事で評価されないことにずっと悩んでいました。

できる限り早く正確に日々のタスクをこなしつつ、新しいことも取り入れないとと企画提案をして。緊急対応にも可能な限り柔軟に応じ、自分なりにできることを頑張ったと思っても、全く評価されないと感じる時期が続きました。

評価されない原因は、スキルも能力もないからだと自分で自分を責め続けると同時に、こんなにやっているのに誰もわかってくれない、わかってくれないこの環境から離れたい、もっと自分に合う場所があるはず、と周りの環境と人と置かれている立場のせいにしていました。完全に。

その頃の行動は、「人からどう思われるか」不安や恐れが根底にあり、自分の価値を他人に決めさせていて、自分から相手に委ねてしまっている。
という事実に気づいてもいませでした。

自分の価値を相手に委ねてしまっていたから、自分で自分に価値があるという発想自体思い浮かばないので、どこまで行っても”自分は評価されない”という自分自身へのイメージから抜け出せないからです。

認識は投影なので、無意識に思っていることがそのまま現実に投影されています。であるならば、自分で自分を観察して、自分のイメージを変えることができたら、それが投影される現実も変わるのです。

”気づき力”の磨き方

どうやって、気づき力を磨いて、当たり前すぎる思考に気づくことができるのか。

それは、本を読むこと、旅に出ること、話しを聞きに行くこと、そして人と対話をすること

それらを通して、自分にとって今これがいいと感じたことを、やってみることです。半歩でもいいから踏み出してみること

やってみて実際の行動で身体的に感じたことと、新しい学びや得た情報など頭で思ったこと。それらが一致したり自分の中で化学反応が起こり、何が起こっているか観察すると、これを続けること。

行動とセットで、自分の気持ちを確かめること。それが”気づき力”の磨き方だと思います。日常の中で今からでもできる。

今、「またここから」と思う季節だから

新しい季節、こうなりたいとか、理想に近づきたいと、「またここから」と気持ちも新たに思う季節に、まずは自分の目的地を確かめる。更に、

時々、がむしゃらにがんばる手を一旦止めて、余白をつくって、本を読んだり話をしたり、自分がこれいいなと自然に湧き出てきたことへも、エネルギーを注いでやってみる。

やってみていなくて最初は不安しかなくても、半歩踏み出してみると以外に簡単だったり、面白かったり、次にやりたいことが見えてきたり。

それが、他人からどう思われるとか不安とか恐れではなく、自分はどうありたいかで動いているかなと、観察を挟むと、迷いが少なく、また留まることが少なく、こうなりたいほうへ少しずつ現実が変わっていきます。

”気づき力”を磨くこと、は歯を食いしばらずにできるのです。ただやり方がわからなかったり、ひとりじゃなかなかきっかけが掴めなかったりするから、そんな時のきっかけを作れたらと、安心して対話できる場所をせっせと計画中です。

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今日のあなたがあなたの当たり前に気づいて優しく笑えていますように

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