見出し画像

ただ、楽しい
ただ、嬉しい
ただ、きれい
ああ、…

そうゆう気持ちを
いつの間にか感じられなくなっていた。

溢れてくるそれに言葉はなかった。

きっと、いい気分ではない時も同じで
言葉では言い表せない。

どの言葉も代名詞でしかなかった。

気持ちの前では
言葉はさほど重要ではなかったのに。


でもいつしか言葉が先になった。

丁寧に、事細かに、隅から隅まで
全てを把握してるかのように
上手に説明した。

特にいい気分でないその時ほど。

心の中を頭が上手に説明した。

本当は言葉は
衝動から生まれたんじゃないだろうか。

だから、いつだって想いが先のはず。

ただ、楽しい
ただ、嬉しい
ただ、きれい
ああ、…

そうゆう気持ちを
いつの間にか感じられなくなっていた。

だた、辛い
ただ、苦しい

そちらに慣れていた。


感じたい嬉しさや楽しさは
ずっと先の未来。
何かを手に入れたと同時に得られる気持ち

そうゆう特別になった。

どんどん、分からなくなった。
難しくした。
遠くなった。


楽しいも、嬉しいも

どうやったら楽しいのか方法を探し始めて

自分ではない誰かやどこかを探し始めた。

心が分からなかった。

でも本当は
楽しむことを許さなくなったのは
私の方だ。

心はいつだってこっちを見てた。
私が優しくなくなった。

心から離れたのは私の方だった。

楽しいも、嬉しいも

条件がついてしまった。

心で感じることより先に

何かを得たら
結果を残せたら
成果を出せたら
好きなことすれば

楽しそうな光景も、

幸せそうなコミュニティも

収入や仕事、肩書き、人間関係、外見

これを手に入れたら

手に入れられそうな情報や

周りの声ばかりを聴いて

自分の感じてるものには
蓋をした。


そして本当はずっと
安心が欲しかった。

だって守られてるとわかると
心は開くでしょ?

安心させてくれないなら
私は幸せにならないって
意固地になってたんじゃない?

ずっと安心させて欲しかった。
それは誰かにそうして欲しかった。

この感覚は
誰かへの腹いせや、
仕返しのような感覚に似てる。

もう、全部そうゆうの

いいんじゃないのかな。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?