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占星学に「占」という字を使いたくないのだが。

先日、医療占星術のオンライン講座を受けさせていただきました。実際にホロスコープを診断に役立てている実践をしている医師の方々のお話しだったので、興味深く拝聴しました。

私も『メディカルアストロロジー入門』という本の翻訳をしています。天体と人間の肉体やエネルギーとの関係、そしてホロスコープからどう読み解くかという興味深い内容ですが、いかんせん、難しい。

しかし、自分的には占星術はホロスコープの記号を読んで、当たる当たらないを見ることについては、あまり興味がありません。どちらかというと、「関係性」が知りたい方が勝るかなと思います。そして、関係性を知れば知るほどに複雑性を増すので、簡単に「あなたは〇〇です」と言い切れるのかという疑問がわいてきます。

ここ数年間は秘教占星学、エソテリックアストロロジー(esoteric astrology)の研究をしていますが、難解ながらも、ここでやっと、自分が求めていた星と人間(およびその他の生き物)との関係が書かれていると感じることができています。

ぶっちゃけ、宇宙的出来事について述べられているので、人間の脳味噌では限界があり、何度もの転生を経て研究するものなのだろうなと思っています。

ただ、断片的ながらも、その関係性の真理を発見したときの充たされた感覚は、魂が転生を越えて持っていけるものとして残り続けるサインであると感じています。

全貌をいつまでたっても掌握できないながらも、今の人類に対して役に立つだろうと思っていることがいくつかあります。

そのひとつは、
「人間は進化し続ける」ということを前提として、そこに星々と宇宙がどう働きかけているのかを見る視点があるということです。

人間的な狭いマインドで、ホロスコープから決めつけられるのが嫌だというのは私の中にもあり、そういう人も多くいるのではと思います。

読む人が、どのような人間観や世界観を持っているかが読み方に現れてきます。狭い人間観を持っていると、自分のいうことが、相手に制限をかけることになるリスクがあるということを、常に頭に入れて置く必要があります。そして、何を提示することが、人の意志と自由を妨げることなく、成長をサポートできるかを識別することが大事になります。

そうすると、ホロスコープを読む知識とテクニックを学ぶ以前に、人間観と世界観を変える必要があるかもしれません。

人は思った通りのものになる。

エネルギーは思考に沿って流れる。

これは、スピリチュアルな世界の鉄則です。
人のスピリチュアルな成長を妨げない、無害であること、それらを根底に置き、星と人間の関係性を普遍的側面から研究していくというのが、本当の意味で人の助けに使えるのではないかなと思っています。

そういう意味で、あまり「占」という言葉を使いたくないのですが、良い言葉がないかと思っています。

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