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カッコいい双子。117クーペとフィアット・ディーノ。…と、その従兄弟。

似ていると言われる、いすゞ117クーペと、フィアット・ディーノ・クーペ

BS11の「名車再生!」の8月6日の回で、フィアットの方が放送されていて、番組のチョイスの良さと、このクルマのカッコ良さを再認識。

そこでこの2台の比較を、#やってみた。

まずはこちら、フィアットの方。

(うーん、文句なしのカッコよさ。
1966年デビュー。)

そしてこちら、117クーペ↓

(こっちもイイ!よりエレガント。
1968年デビュー。
※比べやすいよう写真反転してます)


やはり、似てますね(笑)。


ただ、全体のイメージは、フィアットはスポーティ117はエレガントに見える。

なぜ、そう見えるのか。

まず、このフロント。

(フィアットがボクシーに見える理由の一つは、
ブラックアウトされたグリル。
そしてグリルの縁がスパッと直線。
ライトが全部内側に納まるグリルの大きさ。)
(117の方は、真ん中にライン。ライトの下部が
はみ出すくらいにグリルの上下幅が薄い。
そして縁が緩い曲線を描くように見える。)
(後期型ではライトが四角くなってグリルに
すっぽり入るのと、ブラックアウトされる
ことで、スポーティさが増す。)

次にサイド。

むむ。やはり似てる(笑)。しかし…

(グラスエリアの下部のラインが緩い弧を描いて
皿のように受けている。あと、
リアピラーが細いので
グラスエリアが広く見える。)
(最大の違いはショルダーラインが下がらずに
リアピラーのところで跳ね上がり、
リアピラーを太くしているところ。)

大きな違いはリアピラーの太さ。
フィアットはここを太くして、リアのオーバーハングを長めにとることで、ランボルギーニ ・ミウラ↓のようなマッシブさも少し感じる。

(ミウラのようにリアエンドを跳ね上げない
ことで、エレガントさをキープ。)


アレ?と思うのは、リアの印象。

フィアットはリアのライト周りが結構アッサリ…というかモッサリしている。他の部分に比べてキレがないというか…

同じアッサリでも初期型117のリアはすごくカッコ良い。↓

(リアエンドのカッコ良さは117に軍配。)

最後に種明かし

…といいますか。
デザイナーが同じなんですね。この2台。
ジョルジェット・ジウジアーロさん。

フィアットはカロッツェリア(*イタリアのデザイン工房)・ベルトーネ在籍時。
117はカロッツェリア・ギア在籍時のもの。

ですから、スポーティー・バージョンと、エレガント・バージョンの双子同士、と言えるかもしれません。

最後の最後に…いとこ登場。

最後の最後に、この双子の、カラダのゴツいオーストラリア人のいとこが、こちら。

(フォード・XBファルコン made in Australia)
(“マッドマックス“のインターセプター仕様。
カッチョいい!)

というのは冗談でした。

それでは、またー!


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