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2023年のスタートに「ジョン・P・コッター」

「生存」と「繁栄」が組織変革のキーワードになる

Harvard Business Review 2023年2月号 p.12-21

新しい「変化の科学」について、この記事によれば・・・

企業がスピーティーに変化するためには、メンバーの過熱した「生存チャネル」を抑えて、「繫栄チャネル」を活性化させる必要があります。

遺伝子レベルで組み込まれた人間の性質についての研究において、

人間には「生存チャネル」と「繫栄チャネル」の機能があります。

「生存チャネル」は、絶えず脅威に目を光らせるレーダー・システムのようなものであり、脅威を察知すると瞬時にして血液と筋肉に科学信号を送ります。ほとんどの場合不安感が生じます。同時に莫大な量のエネルギーがみなぎって、脅威を取り除こうとします。

一方、「繁栄チャネル」は、脅威ではなく機会に対して反応するレーダーです。脅威の時のようにエネルギーが急増することはなく、不安感も生じません。生まれるのは、わくわくする、ポジティブで情熱的で、好奇心にあふれた感情です。

創造性やイノベーションは、繁栄チャネルを活性化することで促されます。

過熱した生存モードを抑えて繁栄チャネルを活性化させることができれば、企業がスピーディに動けるようになり、革新と発展を遂げることができます。

それを実現するためには
リーダー自身が「生存チャネル」と「繁栄チャネル」の動きを理解することから始めます。
実際にどのような行動を取っているかを振り返り、生存行動が多すぎないか、あるいは少なすぎないか。その行動はよい生存行動なのか。
繁栄を活性化する行動がとれているのか。
などの行動の振り返りを、個人よりもグループで行うことで、適切な結果が出せます。

「機会・チャンス」を照らし、私たちにとって有意義でわくわくするものだからこそ情熱を注ぐことができます。

まずは2023年のチャンスを創造しよう!!







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