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ビジネス出張記076 : ノースウエスト

1. 二桁訪問

 記念すべき第10回目の韓国出張は、初のノースウエスト航空でのフライトとなった。ソウル経由の便等選択肢は色々あれど、成田-プサン間のフライトでは一番遅い出発の便である。初のアメリカ系の航空会社事情を以下に示す。

2. ノースウエスト航空

 ノースウエスト航空は、アメリカの北西に本社があるのかと思いきや、ミネソタ州イーガン市に本部をおく航空会社である。創業時に初めての定期便を飛ばした路線が、北部中西部のイリノイ州シカゴとミネソタ州ミネアポリスを結ぶ航空郵便路線だったことが社名の由来らしい。また、ノースウエスト航空は、アメリカ本土から日本を始め東アジア各国に定期便を就航させた草分けであり、日本との結びつきは強い。日本以遠のアジア路線に対して無制限の以遠権を有しており、成田国際空港をハブとしており、プサンへの便もその一つである。

3. アルコール

 この航空会社では、ビジネスクラスの事を“エリート”と呼んでいる。エリートの列からはずれて、すっかりおちこぼれた嫌な気分で搭乗したのは、すごく小さな機体であった。満席の窓際の席に押し込められたおちこぼれ乗客は、機内食の時間を唯一の楽しみに待ちわびていた。ところが、機内放送が流れて、アルコールは有料だとの説明であった。おちこぼれにたいするあてつけか、出張時のひと時の楽しみである機内でのビールが無かった。プサン空港には夜の8時30頃に到着し、タクシーでホテルに着いたのは9時30分頃であった。機内で酒を飲みそびれた分を挽回すべく、すっかり行きつけとなったホテル近くの韓国居酒屋に、同行者と行って軽く生ビールと韓国焼酎を飲んで鬱憤を晴らした。

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