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【eBay無在庫輸出】賃貸でも古物商は取れるよ(実例)

2023/2/24 とりあえずUP 出血大サービス級の文字数になっちまった。

編集履歴

どうも、サコです。

手法note購入者の皆さんとサコ飲み(忘年会、新年会)開催して、俺の手法でより稼ぎやすくなっとるやんけとかいろいろ話したいことあるんだが、まぁ今回はタイトルの話でもしようかな。

古物商許可ね。古物許可証って憶えてるやついるけど逆だぞ。

結論から言っとくと、こいつは賃貸でも取っておいたほうがいい。
ひとつは保身のため。
もうひとつはアレだ、まぁ事務手続きと交渉の訓練のためだな。

このnoteでは、古物商は必要なのかから始まって、実際こんな流れで、こうやって話せば賃貸でも取れるぜ、あと有料部分では実際に俺がどこの行政書士さんにお願いして取ってもらったか、みたいな話をしていこうと思う。

なんで書こうと思ったかって、古物商について触れてる人が他にもけっこういるぽいけど、まぁこう言っちゃなんだが適当だし内容薄すぎるだろ・・・と思ったんだよね。
特に高額コンサルの先生。そもそも古物取ってないんじゃねーの疑惑まであって、リスクヘッジできてない一発屋みたいな感じなのかね・・・そういう人についていくのはそれこそリスクよなぁとか思ったんだよ。
もちろん、これはいわゆるレベルギャップというやつで、

■ コンサルの大先生:古物商など取っても稼ぎに直結しないんだから意味ない、それに事務手続きなんて誰でもできるから解説しても無駄(でも一応触れておかないとサマにならないから触れとくか)
■ 副業始めたての人:いやその手続きがそもそも難しいんじゃ

みんな考えてることが違うよね

って認識の齟齬があるんだよな。まぁいいや。

最後の方でどの行政書士さんに頼むべきか、それから俺が実際にお願いした相手方は誰(この辺有料)、みたいな内容について触れておくから、まぁ無料部分読むだけでも、まだ取ってない人にとっては相当ためになると思う。

1.そもそも古物商許可はなぜ必要か


さっきも言ったけど、①保身と②事務手続き・交渉の訓練、がその理由な。
ひとつずつ話していくぜ。

1-①保身

これはマジで基本事項なんだけど、そもそも古物商許可って犯罪の抑止が目的なんだよな。なんの犯罪かって、盗難な。

誰かからモノ盗んで現金に換えちゃう犯罪者は昔からいるんだよ。そういう奴がいわゆるマーケットに紛れ込むのを防ぐために、「私は怪しい者じゃないですよ、ちゃんと事業として古物を扱ってるんです」って警察に自己申告させることにしてるわけ。警察も暇じゃないから売る物それぞれに目を光らせるんじゃなくて、まずそれを扱ってる人間が大丈夫か、首根っこ押さえとくようにしてるわけ。この理屈を分かってくれ。

で、こいつは盗品の転売とかする身元のヤバイやつじゃないなって分かったら、やっと古物商の許可が得られて、あの茶色いダサい許可証がもらえるんだよ。

ここちゃんと理解して欲しいんだけど、古物商は許可事業なんだよ。試験こそないけど医者とか弁護士とかと同じ。
だから持ってなくて転売とかしてるとちゃんと罰則まであるわけ。
だから、後で警察にいちゃもんつけられんように、ふつーにちゃんと取っとけよ、んなもん転売やる上でのリスクヘッジとして当然なんだから、つべこべ言わずにやれよ、って話な。長くなったけどこれが第一の理由な。

1-②事務手続き・交渉の訓練


これは副次的な話ではあるんだけど、これ事務手続きの良い訓練になるんだよな。
古物商、けっこういろいろ書くもの、というか行政書士に伝えたり準備したりすること多いんだよ。

ちなみになんだけど、そもそもこの程度の事務手続きができないと、確定申告に支障の出るレベルだと思うぜ。
まぁリサーチとかで忙しいかもしれんけど、eBay輸出でもなんでも、事務手続きなんてのは人生について回るものだから、こういうのひとつずつ片づける癖つけといたほうがいいよ。

そんでさ、特に古物商許可を取る上で良い経験になるのはさ、行政書士とか賃貸の場合の大家さんとの交渉ごとなんだよね。

後で出てくるけど、行政書士さんに事業の内容伝えたりとか、大家さんに古物商のための物件の使用許諾書のこととか話たり、まぁ割とヒューマンスキル必要な場面が多いんだよ。
ありていに言ってコミュ障だと詰みやすい。
たとえここで逃げても、確定申告で税理士とか税務署の人とかのコミュニケーションで詰むからな。
どっちにしろ、ここでビジネスライク(あるいは、お役所的な)なコミュニケーションは克服しとけって話よ。

2.どうやって取るのか、行政書士の価格相場は

まず古物営業許可の申請は自分でやらずに行政書士に代行してもらったほうがいい。理由は警察とのやりとりが超めんどいから。
どういう風にめんどいかは俺がこれから行政書士が何をしてくれるか書いてくから、察してほしいぜ笑

そんで次に、行政書士へのアプローチなんだけど、探し方はあとで書くとして、メールかTELな。
で、そのあとが大事なんだけど、行政書士とは基本的に2回対面で打ち合わせする必要がある。これを忘れないで欲しい。簡単じゃないだろ?笑

■ 行政書士との打ち合わせ①:初回ミーティング


これはメールなりTELなりして日程調整した上でやる初回の打ち合わせな。
ここでアンタは行政書士の先生に「なんで古物商取りたいのか」「そもそもアンタは何者で、どういう商いをしてるのか」ということを説明することになる。
注意しなきゃいけないのは、その健全性や事業サイズだな。

まず行政書士の先生は古物商許可を取りたい人間がどんな属性をもっているか、あまりカチっとしたイメージがない。だからアンタのことを割と怪しい目で見てるよ笑 そもそもちゃんとした企業の顧問とかやってる人たちなんだから、海のものとも山のものとも知れないアンタの話を、話半分に聞いてると思うぜ。

やっちゃいけないのは無在庫の説明な。普通に有在庫でやってることを話したほうがいいし、扱ってる商品なんかについて訊かれたときは(訊かれます実際)、「日本のアンティーク製品やレアアイテムを・・・」みたいな感じでもっともらしい話をしたほうがいい。間違っても俺の手法とか専門的なものを持ち出して「同業者を焼き畑しながら利益吸ってます」とか「バイヤーとの心理戦を制して爆益叩き出してます」とか言わないほうがいいからな笑

そんで事業サイズな。まぁこれも行政書士のセンセの思う「中古屋さん」なんてのはさ、でっかい倉庫構えて「なんでも買います、売ります」の業者みたいなのを想像してるわけよ、eBayとか真逆だろ?「儲かるものしか売りません」なんだからさ笑 当然事業規模ってのはかなり小さいわけよ。年商500万みたいなそれ趣味だろ的なサイズ感の人が大半な。

ここで副業感を出すと行政書士のセンセがあとで困っちゃうんだよ。だって初回の打ち合わせ後に警察に申請前の相談に行くんだから。
これマジの話ね。行政書士さんて書類の申請とかの前に一回申請先に内容がOKか相談に行くんだぜ。一発OKで通したいからな。これが古物商許可証の申請を自分でやらないほうがいい理由だ。めんどくてやってられないんよ。
あ、事業サイズの話ね。行政書士さんが警察に事前相談に行くときに、「このサコって人は副業で年商500万円くらいで・・・」みたいな話を始めると、警察の人から「いやその人大丈夫なの?犯罪組織の末端とかじゃないよね?」といった意味不明な疑いをかけられたりするんだよな。
まあ実際のところ古物商の許可制は犯罪(盗品の転売)の防止だから、この目線は正しいわけよ。最近組織的な強盗とか増えてるからな。
大事なのはそういう疑いを持たれないように、副業的な雰囲気は出さずに話を通すこと。
具体的には以下の3つのトークは挟んでいたほうがいい。

①「今はこれくらいの事業規模で本業の傍らという感じでやっているが、いずれは独立するか妻を社長にして社員も雇おうと考えている」
②「現時点では小規模だが既に一部作業を外注している」
 ※ ECサイト(ここではeBay)への出品とか、リサーチ作業のことな
③「貸倉庫と契約しており納入実績などもある」

怪しまれないために

まぁ②や③についてはやってない奴もいるかもしれないから、あくまでそういう事業要素のある外部サービスを使っているならって感じだな。
貸倉庫については以前記事を書いたから、挙げとくぜ。ここホントに便利よ。

初回のミーティングはこんな感じ。ちなみに所管の警察によっては個人事業主でも開業届があったほうが変な疑いかけられないから取っておいたほうがいい。そもそも行政書士のセンセに話すときも開業届出してないなら、ちょっと変に思われるからな。「コイツもしかして確定申告しない(そして脱税する)つもりか・・?」とかいらん疑いかけられんようにな。

■ 行政書士との打ち合わせ②:警察への事前相談後のミーティング


アンタが行政書士のセンセに自分の事業の潔白さを事細かに説明したのち、そのセンセは平日の日中に警察署まで行って「この内容で申請していいか」を聞いてくれる。正直この辺何話してるのかあんまり詳しくはないんだが、結果だけ聞いてると警察の窓口担当者の匙加減はけっこうあるみたいだな。とにかく書類に対してあれこれ質問したり些細な注文つけてくるわけよ。実際俺のケースだとeBayの俺のショップのURL記載しておいたんだけど、「eBayのストア登録時のメールのスクショを出せ(URLの使用権限疎明資料用に)」とか言われたりな。この辺、実際に言われた内容を行政書士さんからメールで貰ってるから、有料部分で晒すぜ。まったく謎のお役所仕事だよな。ちなみにこの窓口担当だって古物商許可で何か分からなければ警察署本庁の方にお伺いを立てる立場だから、完全に正しいとも限らないんだぜw 俺のときもそういう流れになってちょっと発行が遅れたっぽいし、まぁとにかく時間のかかる話なんだよ。

あ、そうそう、メールな。行政書士のセンセが警察に聞いてくれた内容は、その後メールで教えてもらえる。2回目の打ち合わせまでにその内容をこちらで用意して、本チャンに臨むってイメージだな。

ちなみにこの間にアンタが賃貸に住んでるなら大家さんと古物商のための物件の使用許諾書の取り交わしをせねばならんのだが、これはあとの章で書くぜ。

まぁとにかくそんな感じで行政書士の先生が警察に事前相談に行ってくれたあとで2回目のミーティングな。ここでは警察からのフィードバックを行政書士のセンセがメールしてくれるから、それをもとにこちらで追加資料を準備した上で、打ち合わせで書類の本チャンの内容を決めることになる。何も問題なければこの回はすんなり終わると思う。

料金は10万円しないくらい

で、この2回目で行政書士のセンセにお金を支払うことになるんだけど、
だいたい
■ 申請手数料:2万円くらい
  申請書代行報酬:6万円くらい
  合計:8万円くらい
だったね。これは事務所によってまちまちだけど、まぁ代行報酬は5万円ちょいぐらいに考えておけばいいよ。
とにかくこれを支払って、あとは行政書士さんによろしくってことになるわけだ。

期間は動き始めてからトータル2か月くらい

俺の場合は、
①行政書士さんに最初のコンタクト(メール)をして、2回目のミーティングを終えるまでに1ヵ月くらい
②政書士さんが警察に申請してくれてから、古物商許可が発行されるまでにもう1ヵ月
これで2か月かかった感じだった。けっこう平均的なリードタイムだと思うぜ。

・・・ここまで、まず一般的な流れな。
どうよ?結構大変そうだろ?事務手続き、コミュ力いるだろ?
でもやってみりゃ大したことないんだよ。
いい訓練になるからさ、eBayやるなら必ずチャレンジしてほしいよ。
俺の自己紹介でも書いたけど、eBay事業を数千万円で売却するときは、これの30倍くらい面倒だったぜ。でも不思議なことにそういう面倒を乗り越えると、想像以上の爆益とかやり遂げたことへの自信とかいろいろ良いことがあるんだよな。

3.賃貸の場合は

さてお待ちかね賃貸の場合だ。
賃貸の場合、大家さんに古物商のための物件の使用許諾書を貰わなきゃならない。ここで折れちゃうヤツが多いんだけど、こんなとこで諦めちゃいけないぜ。
賃貸でも古物商許可は取れる。実際に俺は取った。もちろんこの使用許諾書を作成してな。

あ、最新のケースでは、これが必須でなくなったって地域もあるんだけど、現状だいたいの人はそれを求められるぽいな。
さこ飲みのメンツで取ってない人(けっこういた)に教えてチャレンジしてもらったんだけど、ほぼすべてのケースで行政書士さんも警察をそれを求めてきた。
役所ってのはそういうもんなんだよ。簡単には変われない。

それで、賃貸の使用許諾書な。これの話をアンタが借りてる賃貸マンションの大家さんに話すと、たいそう嫌がられるw
そりゃそうだ、住居用の物件(※)でビジネス始めるって話だから、しかも副業だ転売だとか来たら、身構えるわけよ。そもそも大家さんってほとんどが高齢者だからな。TVや新聞が主な情報源の世代に、転売とか良いイメージ持てないわけよ。
※ なんかこれ知らない人もいるみたいだけど、そもそもHOMESとかの賃貸情報サイトとか賃貸契約書とかにも「この物件はビジネス利用不可です」って書いてあるんだよな、だがここで引いてはいけない

だから、どうやるかっていうと

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