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別件の楽しいことの話

エベレスト食肉センターです。

日夜ゲ製に取り組んでいますが、今日は別件の楽しいことの話をします。まだ公開できないので一旦「別件の楽しい話」ということで続いたら続くし続かなかったら続きません。
そして告知も特にありません。日記です。

関係者各位には予め謝っておきますが、僕と関わるとある程度世界に話されてしまいます。すみません。ただ配慮はある方だと思う。

共同制作は極力やりたくない

簡単に言うとゲーム以外の共同制作を始めました。わりと「一緒になんか作ろう」はよく言われるほうだと思うのですが、かなり慎重派。

というのも、人と何かやるって難しいんですよね。何もやらないより、やろうと決めて走り出した後に「やっぱやめた」になると気まずくなるので。行動としてはやらないよりやったほうが偉いはずなのに……。
実際問題、仕事や勉強より集団生活がキツい人の方も多いと思うから、当然かもね。僕もワンオペでやれるなら磯丸水産で働きたいし。

そんな僕がゲームと並行しての共同制作という博打みたいなことを始めたのは、やはり他領域の人との共同制作は楽しいなと思ったから。

僕の小説はここ数年同じような仕上りなわけですが、個人の小説ってなかなか読んでもらえない(いつも楽しみにしてくれてる人はありがとうね)。でもゲームにしたら何倍にも面白くなるし、いろんな人に喜んでもらえる。

別に誰かを喜ばせたくて書いきたわけじゃないけど、やっぱり喜んでもらえるのは嬉しいよ。相乗効果ってすごいし、やってても面白い。

ことの起こり

そんなある日、旧友に再開しました。
そして食事をしてブラブラして、缶コーヒーを飲みながらタバコを吸い、作りたいのにエンジンかからないね、創作意欲が死んじゃったね、という話をした気がする。
あの日も良い日だった。

友達も創作者かつ仕事人なので、やっぱり仕事にす何かが萎れるのかもしれない。僕も当時は同じような事で悩んでたけど……今振り返ると、やっぱり「オファー通りに作る」を繰り返すと…………

……いや、楽しいんだよね、それなりに。その作業が好きだからやってきたわけだし。

興味があることだから技術も上がるし、満足感もそれなりにある。でも完全に0から1を作り上げる筋力が衰え、衰えたままでも「満足感」はあるもんだから動けない。

そんな状態ですら、美味しいものを食べてお酒を飲みながらワイワイ話すよりも作れない苦しみとかの話を道端で延々としている方が楽しいのだから、そして思い出に残るのだから、創作者はなんかの病だろう。

その時はそのうち何かやれたらいいねと話して解散。きっとやらない気がしていた。でも創作について友達と話せてよかったなと当時の僕は強く思ったし、このままお互いに何も作れなくてもまた会いたいと思った。

その友人の友人もまたクリエイターをしていて、そいつが面白い人なんだという話を楽しそうにしてくれたことを覚えている。

そしてまさか、その友人と友人と僕の3人で共同制作をすることになるとはね……。

僕が書くでもない

そうして3人揃うプロ……詳細が話せない以上「プロたち」としか言えないし、どれくらいぼかせばいいか分からないのでデカい枠で話すけど許して欲しい。

ただひとつ間違いないのは、
3人の中で僕が1番なんでもないということ。
逆を返せば2人の実績はとても素敵だった。
旧友に関して言えば、学生時代からその人の作るものが好きだったし、尊敬もしていたから。

劣等感を母体に忘れたのでそういう話ではないんだけど、なんとなくこの場所で僕が物語を書くのはやめようと思った。
というのも、僕よりよほどストーリーの領域で実績がある人が場にいたので、僕なんかがアイデアを話す意味ないなと率直に思ったし、それが合理的だと思った。

別の切り口で力が出そうなこともあったし、まあ今回は共同制作について学んで、新しい友達と楽しく思い出が作れたらいいかなと。

……逃げの思想かもしれないけど、僕は信頼できる作品を書く人がいるときは飛び跳ねて席を譲りたいほう。
僕は面白がりたくて話を書いてるだけなので、僕以外が書いて面白いならそのほうがいいからね。

別に実績とかを理由にそう思ったわけじゃないよ。相手が誰であれ、僕の話の方が面白いなら、全く同じ理由で僕が書いた方がいいんで。
でもその人は、あー僕この人の言うことなら全部聞いてもいいなァと思えるくらい好きな話を作っていたから……じゃあ僕が書くではないかなって。

2人のことが好きだったし、求められていることで力を貸したかったし、創作から手を離してしまった友人がまたこの地獄的な天国に戻ってきたら(そして同じように苦しんだり楽しんだりしてくれたら)嬉しいから一旦そういう感じでやろうと思ったんだよね。

結局ワクワクしたらやる、そして受け入れられると嬉しい

結論としては話を書くことになった。
シナリオでも小説でもないが、僕を知ってる人からすれば「ああ~」みたいなものだと思う(お楽しみに)!

昨日が共同制作を始めて最初の本格的な打合せで、9時間もの間いろいろ話し合った。最初はずっと、僕が書くではないな~と思っていたけど、9時間も話していたら楽しくなってしまった。
楽しくなったら、話が書けるというか、書いちゃうもんだね。

基本的には尺の十分ある大きな話が得意だし好きなのですが、普通にそんなことをしている場合でもないので、数年ぶりに短いワンシーンの切り取りを15分くらいで書いた。
できることは少ないし、僕が本当に書きたいことの100ぶんの1くらいだけど、それでも楽しかったな。書くだけで楽しい、好きだと思えるキャラクターや話ができていて、しかもそれが自分だけのものではないというのが嬉しい。なんのことはない短編を喜んでもらえたのも嬉しかった。

打合せ中、話の大きな部分がふと視えたとき、それを言葉に出すかは十分迷った。僕の中では『視えたこと』は事実だから、捻じ曲げるのは意外と辛い。だからおそるおそる「こういう話で、こうなるのはどう」と言ってみて、それが「いいじゃん!」と受け入れてもらえたときは嬉しかったし、それ以上にワクワクした。だってもう世界の秘密が僕には視えている!

凄い人たち、社会的にというよりも僕自身が「すごいな」と思う人たち、そういう人に椅子を譲ったり受け身に回ることが正解だと思ってた。それでコミュニケーションが円滑にすすむならそのほうがいいから。
でも自分の意見を言ってみて、それを好きになってもらえたら、尊敬する人たちに言ってもらえたぶんだけ増し増しで嬉しいんだね。

全部自分の思い通りにはならなくて当たり前だし、正直言ってほとんどの場合でそうしないほうがいい。でも、相手の懐を信じ、そして自分が培ってきたことを信じて、一回言ってみるようにしていきたいな。
なんでもは言わないけど、ちゃんと視えたら、正解なこともある。

今回の件、世界に出るのは年明けになると思う。告知はもう少し早いかも。マンパワーもあるからテクい告知をしたい。そのときはぜひ「あーこの時の話か!」と思い出したりして、また一緒に楽しんでもらえたら嬉しいです。0

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