見出し画像

日常にアートを。

サヴィニャック。
コニャックと似てるけど、お酒ではありません。
フランスで活躍したポスター作家の名前です。

レイモン・サヴィニャック。
モンサヴォン社の牛乳石鹸の広告やエールフランス、ミシュランなどフランスの大手メーカーの広告が有名。日本でも森永などの広告を手がけました。

企業や商品のメッセージを単純明快に、カラフルに、ユーモラスに。
伝えたいことだけをシンプルに。
現代にも通用する広告作りの本質がそこにある気がします。

彼との出会いは軽井沢。
画廊の入口に木の板にペインティングされた作品がランダムに置かれていて。
直感でビビッと来たものを2つ手に取り、購入しました。

帰宅後に調べたら驚いたことに2つともサヴィニャックの作品でした。
その時は彼の名前も作品も知らず…偶然の出来事。

まだ偶然は続きます。
それから程なくして地元の美術館で彼の企画展が開催されました。
もちろん速攻で見に行った。最高だった。

たまたま軽井沢の画廊で購入して、帰宅後に調べたら同じ作家の作品で
程なくして地元で作者の企画展が開かれる…!
この流れに不思議なご縁を感じています。

結婚して10年になる今年、気持ちも新たに毎日使うマグカップを新調しようという話になりました。
私が選んだのはサヴィニャック。
1951年、毛糸の広告に使われたピンクの羊をモチーフにしたマグカップです。
「このイラスト、ミーアっぽいね」と旦那さまに言われました。天然パーマと羊のカールが似てるって話ですかね。笑

旦那さまのマグカップはこれまた夫婦で推してるレオ・レオニから「フレデリック」をチョイス。
旦那さまの生き方はフレデリックに似てると思うよ。
フレデリックは絵本で、主人公のネズミの名前です。
この絵本も最高だから、またの機会に語りたい。

最後にサヴィニャックが残した言葉をここに。

「フォルムは網膜を刺激する。アイデアは頭脳とハートを直撃する」

まさしく。
時代が変わっても人の心を突き動かす本質は変わらない。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?