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ダリを体感する。

角川武蔵野ミュージアムに初上陸しました。
こちらでは只今「サルバドール・ダリ ― エンドレス・エニグマ 永遠の謎 ―」を開催中。
 
日本初の体感型ダリ展なんだって。
体感型!?🙄
なんだか分からないまま一家そろって会場に潜入いたしました。

絶賛、開催中。


一歩足を踏み入れたら、そこはめくるめくダリワールド。
360度の巨大スクリーンに映されるプロジェクションマッピング。
ピンクフロイドの曲に乗せてダリの絵が動くんです。これは凄い。
 
目で見て、耳で聴いて、感じて。
五感をフル活用する素晴らしい企画展でした。
体感型って、こういうことか!!

会場入口からテンション上がる。

ダリって「お髭の変な人」っていうイメージが強いのかな。
いや、それも間違ってはいない気がする。
むしろダリ的には世間からそう思われていれば思惑通りというか、戦略勝ちというか。

 絵画だけでなく、立体作品や映像作品、写真やロゴなど幅広い領域で作品を残しているのよね。
訳わからん作品が多くて「んんっ!?」ってなることも多いダリ先生なんだけど宗教や科学、あらゆる事象と芸術を結び付けて表現しようとしたチャレンジャー気質な面もあって。
たぶん当時はそういう前衛的なものや新しい概念に対して抵抗感を示す世の中だったのでは…と察します。
そんな中、あのキャラ貫いて生き抜いたんだから天晴だよね。 

奇抜さや大胆さが先行するけどほんとうのダリは繊細で、内向的で、ネガティブだったって話。
世間の求める自身の姿を客観的に捉えていたし、それを踏まえて自分自身の立ち位置や魅せ方をよく理解していたんですね。
 人の評価とかも何気に気にするから、イベント終了後に「あ~、今日のトークやっちまったな」とか「徹夜で考えた渾身のギャグ全然ウケなかった~」とか1人落ち込んで反省会していたのかも…と想像すると笑える。

 絶対的な天才芸術家を演じつつも、裏ではそんな人間臭い一面を持ち合わせていたところがダリの魅力であり、惹かれる部分なんですよね。 

両親がこんなだから、我が子は小さい頃から問答無用で美術館に連行される生活を送っています笑。
これまでいろいろな企画展に連れて行ったけど
「今日のダリのやつが今までで1番面白かった!」と興奮していました。
おぉ!それは嬉しい。

大人も子どももワクワクさせてしまう感じ、さすがダリ先生です。
 アンドレ・ブルトンが1924年に「シュルレアリスム宣言」を発表して今年でちょうど100年。
今年は全国、いや全世界でシュルレアリスム祭りになることを期待しているミーアさんです。 

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