やる気を出すための3つの技

はじめに

「やる気が出ないというのは怠けたい人の言い訳」という人もいますが、私の考えでは「やる気が出ない」のが人間の基本的な状態だと思います。「勉強したくない」と言っている学生だけではなく「仕事したくねぇな」と言う社会人も、ともにやる気がなくて困っています。書店ビジネス書コーナーには「どうしたらやる気がでるか?」「どうしたら続けられるか?」についての本が大量にあります。みんなの悩みです。

「やる気がでない」と思うのは、少なくとも「やらなきゃならない」という気持ちはあります。あるけれど、行動に結びつかない。その、気持ちと行動のずれが「やる気が出ない」と表現されています。「やらなきゃならない」という気持ちを持っている人に向かって、「怠けたいから言い訳している」といっても、「は?」となります。やらなきゃならないとわかっている/行動につながらない状態を「やる気がない」と名付けられると、「そういうわけではないんだよなぁ」とモヤります。とはいえ行動していないのは確かなので、反論できるわけでもない。やっぱりモヤります。

それに、自分はやる気の出し方を知りたいのに、その困っている状況を「怠け者」と決めつけられても、ねえ…。反発を覚えるし、反発を覚える相手のアドバイスを積極的に受け入れる気分にもなりません。さらに、「怠け者」というラベルを剥がせずにいると、最初こそ人からいわれたものでも、やがて自己暗示にかかり、自分でも「やる気が出ない自分はダメだぁ」と思うようになってしまうかもしれません。そうなる前に! ちょっと行動してみましょう。そのためのコツを3つ紹介します。

とはいえ万人にあてはまる必殺技のようなものは、ないと思います。究極的には、学生なら受験勉強、社会人なら仕事やら資格試験対策やらを通じて、自分なりに模索していくしかないでしょう。ここでは私がやっていて、効果的だと感じるものを紹介します。

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