見出し画像

どうしても生きてる (幻冬舎)

【どうしよもない絶望を抱えたとしても、それでも生きていく】

どうにもならない現実に諦観しながらも、様々な視点でメスを入れ、生きる事を模索する人々の物語。

生きる事に明確な理由が無かろうが、死を選ぶ事は出来ず、惰性で生きる毎日。
歳をとる程、湧き上がる様な感動は薄れ、摩耗していく心。
正しさだけでは生きられない世の中。
己に嘘を付く事だけが上手くなって。
大人になる程に傷付く事に慣れていく。
それでも、ハズレ籤を引いた人生だとしても。
それを繋ぎ合わせて不安のままでも生きていくのだ。

その先に絶望が光に変わる事を信じて。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?