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ミミクリー・ガールズ (電撃文庫) 著 ひたき

【策謀と怨嗟渦巻く戦禍にて、巨悪を封じる一発の弾丸となれ】


機械仕掛けの最強美少女4人組が世界の巨悪を迎え撃つ!

///第28回電撃小説大賞《銀賞》受賞作///

2041年。人工素体技術――通称《ミミック》が開発され幾数年。

作戦中、不慮の事故により重傷を負ってしまったクリス・アームストロング大尉は、素体化手術を受け前線復帰……と思いきや術後どうも体の調子がおかしい。
鏡に映った自分を見るとそれは白い柔肌にさらさらヘアーの良く似合う――美少女で!?!!?

謀略と怨嗟が蠢く戦火の陰で突如結成された、4体の少女型素体からなる即席部隊。
その名は――『ミミクリー・ガールズ』。
射撃、格闘、潜入。あらゆる分野のスペシャリストである彼女たちに与えられたミッション。それは謎の国際犯罪組織"バル・ベルデ"に狙われた大統領の娘の護衛だった。

人工素体として、少女に転生した男達が己の矜持を懸けて任務を全うする物語。


見目麗しい機械仕掛けの美少女達の正体は、妙齢の脂の乗ったナイスガイ。

その設定だけでも笑えるのに、各方面での天才であるクリス達は、悪名高い国際犯罪組織から大統領の娘を擁護する任務を受け持つ。
少女に転生したからこそ悩む自己同一性と、壮大な敵から世界の平和を守り抜く葛藤。
身体がどれだけ壊れようが、人工素体として戦禍に投下される。
凄絶な戦場での戦闘と楽しいティータイムでの作戦会議。
そのジェットコースターのような緩急の塩梅が唯一無二の没入感を醸し出す。
目まぐるしく変わる戦況で、可愛いは正義と宣うようないっそ清々しさがあった。
個性豊かなのチームメイトのスペシャリスト、近接格闘のマーリン、射撃手のジブリール、電子工作員のルーシー。
自己主張が激しい凸凹チームなのに、ここぞという時には一致団結して、逆境を跳ね除ける。
壮大な巨悪を討ち滅ぼし、闘う理由を、無垢な笑顔を守れるのか?


全ては平和を守る為、己の全部を懸けて任務を遂行するのだ。





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