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流しそうめんとスイカ割のこと

コマーシャルとかドラマをみていると絶対やらないものがあります。それが出てくると、子どものときから「なんで?」思うことがあります。特に夏のシーンに多い気がします。ダントツにやらないのが「流しそうめん」と「スイカ割」。

流しそうめんはポツンと一軒家に住むおじいちゃんが、帰省する孫のために湧き水をひいて浦山から竹を切ってつなげていく、くらいマメな方ならリアル(実際に何人かみました。家を自分で建てちゃう系の方は流しそうめんなんて当たり前)ですが、都会のホームパーティくらいでは竹を組んで水を流しながらのそうめんランチは絶対やりません。還暦過ぎている私が人生で流しそうめんは一度も食べたことないです。

スイカ割も人生で2回だけしかやったことがないです。子どものときに初めてやったらシートの上でスイカがぐちゃぐちゃ。潰れて食べにくいので、スイカ割風にしてビーチボールとかでやればいいと思います、しかも海水浴場でやるとスイカが冷やせずにぬるくてあんまり美味しくないのでスイカ好きとしてはもったいなくて、美味しくなくて、番組的にもリアルじゃないです。海水浴場とかでやっているヒトをほとんど見たことないです。

あとやめたほうがいいのが、CMで買い物帰りの風景で、取っ手のついてない袋タイプの抱える大きな紙袋を抱えて、上にフランスバンとセロリが出ていること。そんな大きな買いものをする場合、イマドキ手提げ袋がお約束。抱えるデカい紙袋。しかも無地は、どの店でも扱っていません。

なので丁度良く出ているフランスパンとセロリはあり得ないのです。さらに絶対やってはいけないのが、坂道にオレンジ転がっているのを笑顔で誰かが拾うこと。そんなことは人生で一回も出くわさないので、恥ずかしいのでオレンジを坂道で転がすのはもうやめたいです。

好きでツイ見ちゃうけど、大食いと激辛食い番組も危険です。カレー7杯とかラーメン5杯を苦しそうに食べるよりも、美味しそうに1杯食べてタイムを競ってほしいです。私も早食いなら出たいです。特に熱いものであれば自信があります。大食いは無理でも早食いならと我ながら虎視眈々です。

そして激辛。消化器に負担が行き過ぎます。元インドカレー屋でアルバイトした私としては辛さはクセになりもっともっとを求めがち。私たちは賄いで出されるカレーに辛く味変するカイエンペッパーを入れ過ぎて、胃腸を壊しました。インド人スタッフもです。17歳にして辛いはヤバいを身体で体感しました。上板橋の元祖中本。北極は、蒙古タンメンで飽き足らない方の産物なんです。辛さはもつと上を求めてしまいがち。身体がついていかずに危険。

そして台風報道。私が白黒のテレビで見ていた半世紀前となんにも変わらないのです。地元のアナウンサーがとんでもない波の高い防波堤や川原まで行き、危ないほど水面に近寄って、さらに風で身体がもっていかれる的なニュース。いつの時代でも同じなので危険の啓発にならないのでやめてほしいです。できればその街のヒトたちを取材してほしいです。暮らしがみたいのです。

またかはワクワクにつながりません。特に15秒しかないCMにリアルでないものが入っているとスルーされちゃうこともあります。もし古いタイプのプランナーが絵コンテでそれを出してきたら、周りがNGかけるくらいの勇気が必要です。折角なのでリアルのほうがみていて気持ちいいから。今は情報が溢れているので気をつけたいと思います。

よくできているドラマは、食卓の皿一枚。そこに住んでいるように部屋を作るのが凄いです。脚本だけでなくプロのこだわりがあります。それを見るのも楽しいです


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