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ファクターX ~コロナ禍で明暗を分けた盲点~

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新型コロナウイルス感染症(COVID19)が世界中に蔓延している。日本では欧米諸国に比べてこの感染症の被害が比較的軽微にすんだ。その理由について、社会的要因からアプローチしたのが… もっと読む
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記事一覧

コロナ総括❶ファクターX~コロナ禍で科学者が見落としたもの~

ファクターXとは、ノーベル医学・生理学賞学者の山中伸哉教授が今回のコロナ禍で提示した概念…

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コロナ総括❷なぜ欧米は惨状を極めたのか

何となく、コロナ対策では、欧米の対策が早くて日本は後手に回った印象が強い。ところが序盤の…

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コロナ総括❸ダイヤモンド・プリンセス号は 厄介な福音だった

~初期の災厄/瑕疵はむしろプラスに働いた~ 感染拡大が始まった当初、日本はいくつかの不運…

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コロナ総括❹「中国からの全面入国禁止」はしなくて正解

確率的に2月の来日中国人の感染者は1名未満! 感染拡大初期の政府対応への強い批判としては、…

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コロナ総括❺科学的に無意味な一斉休校が,社会的に大成果を上げた

休校措置はやはり、科学的根拠の薄い独断だった 2月25日から安倍首相のコロナ対策にかかわる…

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コロナ総括❻本当に世界一だった日本の経済支援策

~日本で失業も倒産も起こらなかった当然の理由~ このコロナ禍の中でも、日本は倒産も失業も…

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コロナ総括❼なぜ日本政府は国民から低評価なのか?

各国の対策を比べると日本はかなり手厚いことがわかる。不評の理由はほかのところにあった。 対策の決定があまりに遅い  国民からの印象を悪くした最大の理由は、政策決定までにかかる時間が長かったことだろう。下記、主要国のコロナ対策予算(メイン対策)の成立時期を並べてみた。数字は1次予算(1)、2次予算(2)を表している。  フランス:(1)3月20日、(2)4月17日  アメリカ:(1)3月27日、(2)4月25日  イギリス:(1)3月11日、(2)3月17日  イタリア:(1

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コロナ総括❽PCR検査の拡充ではコロナは決して防げない

それを実現するには 今の500~1000倍のキャパシティーが必要  今般のコロナ禍において…

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コロナ総括❾なぜPCR検査は増やせなかったのか

「感染者隠し」という陰謀論  日本のPCR検査数はなかなか増えず、検査数不足が騒がれ続け…

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コロナ総括❿PCR検査不足と「隠れコロナ」騒動

どの国でも陽性判明者の10倍以上、感染者はいる  PCR真理教たちは、日本では検査数が少な…

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コロナ総括⓫私権の制限、罰則、補償、そして憲法

~「国の形」とコロナ対策の解~ コロナ禍では、随所で「私権の制限」という問題に直面した…

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コロナ総括⓬コロナ撃退に成功した中国・韓国に真似るべき点はあるのか?

 コロナ対策で成功を収めた国として、日本のほかに韓国と中国を挙げることに異論をはさむ人は…

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コロナ総括⓭「経済を殺すな」という声が、逆に経済を殺している皮肉

経済の早期再開と1.5波アメリカとブラジルでのCOVID19感染拡大がしきりに騒がれている。アメリ…

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コロナ総括⓰お盆には地獄絵図。「重症が少ない」「インフルと同じ」は戯言だ

辛抱治郎氏の「軽症説」は間違い昨今のコロナウイルス再流行に関して、「心配ない」という論調を張る人がいる。その論拠は以下の二つとなる。 ① 重症者が少ない。死亡者はさらに少ない。 ② 他の疾患、たとえばインフルエンザや肺炎などでも多数の死者が出ている。そこまで神経質になる必要もない。 上記のうち、①の論調を広めた有名人としては、辛抱治郎氏が上げられるだろう。私も氏のズバリ直言ファンでもあるために、最近までこの論調に対して好意的な反応を示していた。 ただ、直近の傾向を見る限り、こ

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