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新天地、一年経ったけどどうなの??

 いつもお読みいただき誠に有難うございます。
昨年、31年と11か月を務めた会社を飛び出し転職しました。で、結局1年経ったけどどうだったの??という事をオブラートに包みながら残していきたいと思います。

 やはりこの年月をひとつの会社で過ごしたあと、新天地で本当に通用するのか?期待に応えられるのか?と不安だらけでした。正直子供も大学卒業まで相当の月日が掛かる故、この決断にはとても時間をかけて検討しました。
 結果は良かったという事を先にお伝えしておきます。(笑)

 私の配属された部署と言うのは、何かルーティン業務が有るわけではありません。自分で見つけてきて、自分がプロジェクトマネージャーとなり、自分で解決していくことが求められる部署です。なので、逆にプレッシャー掛かります。何がプレッシャーなのか?今まで事業側にいたので、売上予算という目標があり、これをクリアできるか?出来ないか?が基準となりますが、先に言った通り自分で見つけてきて自分で解決していくことが主務となるため、明確な目標はありません。
 したがって、毎月『自分は本当に役に立っているのだろうか?』という自問をするようにしています。

 で、私が一番気を付けたことは他でも言っている通り、新卒ではないが新入社員であるという事を片時も忘れずにいました。当たり前ですが、誰にでも敬語ではなし、すべての人にさん付けです。そして、なによりも丁寧に話をする事を意識しました。
 当たり前ですよね?新しい会社で仕事するのに、その会社のお作法を知らずにあ~だのこ~だの言ったところで、『何も知らないのに何言ってんの?』となり、溝が深まるばかりです。
 なので、初めは役員からそれぞれの事業部の部課長さんを紹介していただき、現状どういうことをやっているのか?また、こちらから研修と称して現場に入らせて頂きました。
 これで、皆さんと距離が少し縮まったような気がします(笑)

 小売サイドからみて、データとモノの流れを中長期の視点で全体最適化+顧客最適化する

という、基本の動きはあるのでこれに基づきよくある、短期・中期・長期の課題を見つけ出し、小さな成功をチーム全体で重ねていきました。
 そうすることで、現場から頼られる存在・相談できる存在へと進化を遂げて半年もしないうちに、全社を巻き込むようなBIGプロジェクトが舞い降りてきました。

 ほぼすべての部署と関わるもので、事業そのものの仕組みをがらりと変え、利益が出る体質への進化がゴールのプロジェクトです。まえまえからこのプロジェクトを動かしたいと思っている人はいましたが、皆さん自身の業務を抱えながらこのBIGプロジェクトを回すのは相当ハードな業務環境となるため、私たちの部署に白刃がたちました。そう、私たちの部署は事業とは別に完全に独立した部署となるため、このような組織横断・部署横断・事業所横断といった、関わる人の多いプロジェクトに向いている。

 当然、誰もやったことのないプロジェクト。過去から続いていた仕組みをがらりと変える。使うツールは変われど、仕組みそのものは踏襲型のオペレーションが多かった。そのため、無理くりツールを業務に合わせる(=本来はやらないほうが良くシステムに業務を合わせる)ことを続けてきたので結構無理している部分が散見されていました。
 これは、今いる会社だけではなくほとんどの企業さんでもあるのではないでしょうか?今まで慣れ親しんできた方法を変える=変えてもらうには本当にパワーのいる業務です。

 で、このようなパワーのいる業務をどのようにクリアしていったか?といえば答えは一つ。直接時間取ってもらいお話させて頂きました。正直これしかありません。オンラインで済めばと思いますが、やはり今でも対面のパワーは半端ないです。ロケーションによる障壁があるかもしれませんが、定期的に顔をだして、世間話から業務のコアな話まですることで信頼関係を勝ち取れます。

 実際に、倉庫さんに行ったり、遠隔地にあるCSチームの拠点に行ったり、または製造拠点に行ったりしています。時間は掛かりますが、間違いなくオンラインで済む以上に事が進みます。

 では、ここまで読んで何やってるの?って思いますよね??
サイロ化され俗人化されつつある部分を他の事業部と共通化できないか?その人しか知らない何かを、オープンの場に残していく、同じことを別事業部ごとに重複しているような業務を見つけ出し揃えていく。というなことをやっています。要は社内コンサルっぽいです。
 やはり事業を俯瞰して見ることが出来る、もしくはそれぞれの業務を経験したことのあるジェネラリストでないと逆に務まらないです。だから私がjoinする前に出来た部署であり、そのために集められたと言っても過言ではない組織が誕生しました。
 そこに呼ばれたことは非常に私自身として嬉しく思います。

 話を聞いてもらえるのは、私たちのチームが事業部の方々にGive出来ている証左だと思っています。事業部ではないので、売上目標はありませんが結果として、会社全体の売上を上げるために必要なことを推進する。日々ルーティンワークをこなしている事業部側のお手伝いをする事が、明確に〇〇円の売上を作ったという形では見えませんが、高効率化のお手伝いすることで私たちの存在意義があると信じています。

つらつらと書きましたが、転職して分かったこと・私が気を付けて行ったことは以下の通りです。

① コミュニケーションが一番大事
② 自分より経験の少ない人にも優しく丁寧に接する
③ 新人という事を忘れない
④ 相手の話はよく聞く
⑤ 現場に入り込んで、一緒に同じことをする
⑥ 早く覚えてもらうために社内掲示板に高頻度で投稿&発信する
⑦ どんなに忙しくても、他部署のための時間を空けておく
⑧ すべてにおいてGiveの精神
⑨ キーマンとランチに行く
⑩ 積極的な声かけ
⑪ 依頼や相談を受けたら出来るだけ早く回答する
⑫ 小さな成功の積み重ね

 これらは、転職しなくても皆さんが在職している部署でも同じではないでしょうか?
 私自身、そんなに長くない(年齢的に)ので、私の持っているものをすべてここに置いていくくらいの気持ちで接しています。
 売り上げに繋がるマーケティングというワークグループを立上げ、ほぼ毎日キュレーションしたネタをシェアしています。参加している人をすべて存じているわけではないので、こういった情報を元に私とはどういう人なのか?どういうことに強みがあるのか?を知ってもらい、そんなこと言っていたなぁ~と頭の片隅に残すことを基本に投稿しています。
 前職で尊敬している元上司も2年続けるとECに相当詳しくなったので、現職の仲間と一緒に改めて学んでいければと思います。

結論:難しいところもありますが楽しくやっています(笑)

廻らない鮨を食べたいなぁ😅