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私の心の中の消しゴム

うつらうつらしていると、もうずいぶん昔の事柄が、思い出されてくることがある。
そういう事柄は、本当は思い出したくもないような出来事ばかりで、本当は消してしまいたい記憶ばかりだ。

なんで、あんなに愚かだったのだろうか。
なんで、そんな馬鹿なことをしてしまったのだろうか。
なぜ、気が付かなかったのだろうか。
判断力が足りなくて、勢いだけで生きていた時代。

恥ずかしいなあ。
嫌だなあ。
無かったことにしたいなあ。
と思ってみても、過去は過去。
生きているのは今。
あの愚かな時期があって、今があるのだとはわかっている。

しかし、歳をとっていくと、直近の記憶は忘れても、昔の記憶は残っていることが多い。
だから、心の片隅に、良く消える消しゴムを置いておこう。
消してしまいたい記憶を消してしまいたいから。

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