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体験事業者と飲食店の売上アップのポイントは写真撮影!【地方の観光事業者が取り組むべきこと#003】

第3回目のテーマは写真撮影です。スマートフォンの普及により、インスタグラムやフェイスブックなどのSNSで、自身の体験を発信する人が増えています。

特にシーカヤックや着付け体験などの体験型観光メニューや食の体験は、旅行者に、いかにシェアしたくなる写真を撮ってもらえるかがポイントになります。

今回は売上アップに向け、ゲストに写真撮影をしてもらうためのポイントを触れていきます。

○インバウンド向け相撲学校体験ツアーでの写真撮影の工夫

第1回、第2回目に引き続き2月初めに参加した相撲学校体験ツアーでの気づきについて触れたいと思います。

当日の参加者はインバウンド(欧米豪)が中心で、体験内容は両国国技館内にある相撲博物館でガイドから相撲の基礎知識を学び、相撲学校で親方からルールや力士の日常生活の解説を受けられる内容となっていました。さらに、勇気ある男性は力士と相撲もとれます。

このツアーでは、ガイドが、ゲストに記念写真を撮影してもらえるよう、工夫をされていました。

ガイドは、どこで、いつ写真撮影をしていいか適宜案内をされていました。通常、写真撮影禁止の案内・掲示はあっても、どこで写真を撮っていいかの案内は少ないものです。ですが、ガイドからは「ここで写真とっていいですよ。」「写真とりませんか。」と繰り返し、声掛けがありました。

このツアーに参加されたインバウンドの方は、カップルが圧倒的に多く、力士との対戦(男性限定)がはじまると、女性の方が、一生懸命動画・写真の撮影をしていました。

インバウンド向け相撲学校体験ツアー

また、ツアーの最後には、現役の力士2名と親方と一緒に写真を撮れる時間が設けられ、ガイドがゲストのカメラで記念写真を撮影していました。

○ゲストに写真撮影を促すメリット

写真撮影のメリットは2つあります。

1つ目は、自身のSNSで発信してもらえるので、新規顧客の増が期待できます。インスタグラムやフェイスブック、X等でお店の情報を発信される事業者の方は多いと思いますが、それだけでは十分でありません。近年、若い世代を中心に、お店発信ではく、そのお店のゲストの発信を信用する傾向にあります。若い方からすると、お店がお店の良いところを発信するのは当たり前であり、その情報だけでは信用できないというものです。

一方、ゲストの発信は信ぴょう性が高いように感じますし、結果、ゲストの方が、お店よりフォロワーが多いケースもあります。

2つ目は、ゲストが写真を見返し楽しかったことを思い出すことで、ゲストのリピート率が上がるというものです。スマートフォンのアルバムの整理中に、写真を見返し、また、あのお店に行ってみたいと思うものです。

○まとめ

ゲストに写真を撮ってもらうことで、新規顧客・リピーター増を図ることにつながります。

ただ、撮影をしてもらうには、写真撮影OKである旨、お店やガイドから口頭又は掲示物でお知らせすることが重要です。

さらに、写真撮影タイムやスポットを設けることも効果的です。

今回は、あまりコストを掛けずに売上アップにつながる方法のご紹介でした。

最後まで読んでいただき、ありがとうございます!

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