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『金持ち父さん、貧乏父さん』に見る不健康な社会

金持ち父さん、貧乏父さん

古めの有名な本。今更ながら読んでみた。
節約に興味があったり、お金をうまく運用したい人は読んでおくといいと思う。

理不尽な社会

本を読むまでもないが、社会のルールはそのルールを作った人たちに都合よくできている。

  • 自分たちがいかに特をするか

  • 民衆たちにいかに気づかれないように搾取するか(愚民でいてほしい)

  • 表向きの公平感の演出

要するに、学校で知識を詰め込んで、縦社会を学び、就職して、病気になって、なんとなく家族を持って、税金をたんまり払ってから、年金もらうかもらわないくらいに死んでもらうと、政府としてはありがたいのだろう。

今の政治を見ると、そんな本音が非常にわかりやすく見える。
知ってしまうと、ネガティブ一直線なので、良い学びの機会と捉えたい。


節約してうまく生きよう

これらのシステムを変えることは個人の力ではほぼできない。
できることといえば、ルールに沿った中でいかに搾取されないかということ。具体的には税金の支払いとかね。

大事なのは、キャッシュフローを理解して、無駄をなくすこと。
本書では、家=負債という捉え方をしているのが興味深かった。家や車も、所有しているだけで、固定資産税、自動車税だのと様々な税金がかかってくる。それに、時間が経つにつれて、その価値はほぼ確実に低下していく。

そう言えば、特に日本では空き家問題が話題になることも増えてきた。
持っているだけで税金がかかるし、取り壊そうにも数百万というお金がかかる。そのため、タダでも誰かに譲渡したい、ということだ。

それから投資も大事。数年前からインデックス投資の話が盛り上がってきたように思う。そのタイミングで自分も学びはじめ、投資をコツコツ続けている。時間を味方にして、お金自身にうまく働いてもらえればやはり長期的に見ると強い。

本の中では、お金持ちになるために起業することも熱心に取り上げられていたように思う。
この部分についても内容は納得なんだけど、やはり第一歩を踏み出すのが果てしなく遠く感じてしまう。何しろ知識がまったくないし、この不景気。倒産ラッシュ。リスクが少なそうな方法もありそうなので、今後さらに調べて、可能であればチャレンジしてみたい。


#読書の秋2022 #金持ち父さん 、貧乏父さん

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