【机編】新社会人になりたての頃に言われてその時はよく分からなかったけど、今なら分かる事
皆さんは新社会人になりたての頃職場の先輩や上司に言われて、その当時はよく分からなかったけれども、今になってよくわかるようになった事はありますか?
わたしはたくさんあります。
今日はそのたくさんのうち「机を片付けておけ」とうるさい上司に教えてもらったことを書いていこうと思います。
机の上を片付けろとうるさい上司
ワクワクドキドキの毎日を過ごしていた新入社員の私ですが、どうにも苦手なことがありました。
それが机の片付けです。
仕事が終わり帰宅の準備をすると上司が決まって言うのです。
「おい、机の上をきれいにして帰るんだぞ」と。
資料や書類を机の上に広げたままで帰れば、翌朝すぐに作業の続きができるのになぜ机の上を片付けさせようとするのか。
当時の私には理解ができませんでした。
元来いい加減な性格で、学習机を買ってもらって以降机の上は物置と化してしまいいつも物を探しているような子供でした。
仕事でも同様で机の上も仲も大量の書類に埋もれてしまい、いつも書類をさがしているような状態ではありました。(それが問題なのですが)
「終わったら捨てればいいじゃん」と思うかもしれません。
でもどこかで使うかも、誰かに聞かれるかも、と捨てられないのです。
8年後にようやく気付いた
結局その職場は8年間勤めて転職しました。
退職のため机の片付けをしている時に8年前の上司の言葉を思い出しました。
「人は人生で72日間も探し物をしているらしいぞ。あと机の中にしまい込んだ書類の内1か月以内に使わなかったらその書類は今後一生使わない可能性が99%らしいぞ」
本当にその通りで使わない書類ばかりが出てきました。使うかも、聞かれるかもと思った書類は一切使わず、聞かれもしませんでした。
なるほど、本当に上司の言う通り、使わない書類はさっさと捨てるべきだし、探し物をする時間は無駄以外の何者でもなかったのだと思わされました。
そのことに8年間気づくことが出来ませんでした。お恥ずかしい話です。
それ以降新しい職場では机を整理しきれいに保つことを心がけました。
机の上をきれいにして得られる効果
机の上をきれいにしておくことは仕事の基本です。
というより仕事の前の段階です。
机がきれいだと仕事がはかどります。これは本当です。きれいにしておこうという意識が働きますし、作業するスペースがあればすぐに取り掛かれます。散らかっているとまずは片づけるところから始めなければなりません。
また自分の状態が分かるようになります。
机が散らかり始めると自分が普段の状態とは違っているという事に気づくことが出来ます。ストレスがかかっているとか、自分のキャパシティを超える仕事に追われているなどです。
分かればそれに手を打つことが出来ます。
イケてる会社は片付いてる
わたしは営業という仕事柄企業さんを訪問することがしばしばありますがイケてる企業さんは必ずと言って良いほど片付いています。目に付くところ以外も片付いています。
何をもってイケてるかはそれぞれの感覚にお委ねいたしますが例えば自社との取引が大きかったり、多方面で成功していたり。
また8年間机の上をきれいにしておくことの大切さに気付くことが出来なかった私ですが、思ったよりも机の上が片づけられていないビジネスマンは多いという印象です。
机の上をきれいに保つことを心がけるだけで他の一歩先を行くと私は思います。
例外もあるけど、、、
念のため申し上げますが「机の上がちらかっている=仕事ができない」ではありません。
「天才の机の上は汚い」と言われます。
スティーブ・ジョブズ、ビル・ゲイツ、マーク・ザッカーバーグ、アインシュタイン
彼らの机は大変散らかっています。ググってみてください。
かのカリスマ編集者と名高い箕輪厚介氏の幻冬舎の机はすごいことになっています。
しかし私はあえて机の上をきれいにしておくことをお勧めします。
それは私も、多分この記事を読んでるあなたも天才じゃないから。。。
少なくとも私が出会った仕事ができる人の机の上は片付いていました。
私もその人達を目指して机をきれいに保つことから始めました。
我々一般人が上を目指すのに天才の真似はしてはいけません。単なるいい加減な人になってしまいます。堅実に一歩ずつ進む必要があります。
その一歩として机の上をきれいにしておくことはお勧めです。
ぜひやってみてください。
あとがきとこぼれ話
ここまでお付き合いくださりありがとうございます。
ところで私の妻は某生命保険会社に勤めております。
机の片づけに関しては机の上は当然、机の中も片づけておくことを新入社員時代に叩き込まれるそうです。
何かのきっかけで妻のオフィスに行ったときにその机の上にパソコンはおろかペン立ても何もないことに大変驚きました。
個人情報やら機密情報を大量に取り扱うという性質上、書類の紛失や情報の漏洩が絶対にあってはならないのです。
そういったトラブルを避けるためにもきれいな机を保つことは絶対条件だそうです。
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