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向島ニュータウンも熱い

ニュータウンが熱いらしい。
朝、何気なく見ているテレビ番組で朝日新聞の連載記事を紹介されていて知った。

改めて。ニュータウンとは何ぞや?

ニュータウンは高度経済成長期に都市部に人が集まることで人口過密が社会問題となったのを受けて、家賃や土地代が都市部よりも安く、通勤しやすい郊外へ住む人を増やすべく、1960~1980年代にできた新興住宅を中心とした市街地。(参照:https://www.cosmokensetsu.co.jp/hint/what-is-a-new-town/

千里ニュータウンもその頃に造成され、当時入居を始めた人が住み続け、若い世代が住もうとしないことで高齢化が進んでいたが、近年は交通の利便性が見直され、Uターン事例や若い世代の住居者が増えて活気を取り戻そうとしているらしい。

そういえば、ニュータウンってそこに住んでいない人はわざわざ行かない場所な気がする。
わたしも千里ニュータウンの近くを通ることはあっても、目的を持って行く機会は少なくともこの10年無い。
住むためのまち、だからなのだろう。

では、住む人にとってニュータウンは居心地の良い場所だろうか?

井戸端人類学 F2キッチンで連続イベントのベースとなっている本のタイトルがタイムリー。

そして、第2弾イベントを年明け、1月14日に開催する。
今回のテーマは「若者」。

若者とニュータウン

第一弾テーマ「高齢者」から始まったこのイベント。
今回は向島ニュータウンにある、向島ユースセンターの運営に関わる方から取り組みについて伺う予定。

さらに、ゲストでメキシコやスペインを中心に現場の様子を発信するジャーナリストの工藤律子さんに参加いただいて、コメントをいただく予定。

工藤律子さん

https://imidas.jp/author_data/g471

自分のその頃を思い出しても若い世代って、自分の暮らすまちに居場所が見つけにくいのではないかと思う。
地域でどんなことができるのかも分かりにくくて、分かりやすい都市や繁華街へ向かっていく。住まいのあるニュータウンは寝るだけの所。
都市部で働く人々が住まうベッドタウンの昼間は子どもたち、専業主婦として暮らす女性、高齢者が多い。

都市部へ行くにもお金が掛かるので、お金の無い若い世代は持て余すエネルギーをどこへ持って行けば良いのか分からないということもあるだろう。
さまざまな世代、立場の人がどうやって共に生きていくのか。

向島ニュータウンを取り巻く若い世代が、地域とどのように出会い、関わっているのかを聴きながら、これからのまちについて考えられたらと思っていますので、ぜひご一緒に!

井戸端人類学 F2キッチン イベント#08
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『居心地のよい「まち」づくりへの挑戦ー京都南部からの発信』出版記念連続イベント
第2回 若者とともにあるまちに向けて
 協力:特定非営利活動法人 Knit-K
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日時:2024年 1月14日(日)19:00~21:00
登録いただいた方は、当日ご参加できなくてもアーカイブをご案内いたします。
参加費無料
※ 書籍付チケットを購入いただいた場合、本の売上は、本の発行元である特定非営利活動法人 Knit-K のご協力で必要経費を除き、向島地域のこども食堂 運営等の活動費として、藤の木セカンドハウス(https://fujinokish.com/)へ寄付をいたします。

※ お預かりした情報は今回のイベントに関するご案内及び書籍送付に関する作業にのみ(送付は特定非営利活動法人 Knit-K より行います)活用しますので、ご了承ください。

案内人 杉本星子(京都文教大学 総合社会学部 教授)
話し手 大下宗幸(京都市ユースサービス協会)
    長澤敦士(京都大学大学院向島ユースセンター)
コメンテーター 工藤律子(ジャーナリスト)
聴き手 水口良樹

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京都文教大学 ニュータウン研究会の成果である、杉本星子/三林真弓編『居心地のよい「まち」づくりへの挑戦:京都南部からの発信』(Knit-K,2023年 )の出版を記念して、京都市伏見区に位置する向島ニュータウンの住民らと、その隣に建つ京都文教大学の研究者らが協働してきた「まち」づくり実践について、編者や執筆者の報告や対談を通して紹介する3回シリーズです。

本イベントは書籍の構成に沿い、第1部「高齢者」(2023年開催)、第2部「若者」、第3部「多様な人びと」をテーマとして、全3回の開催を予定しています。

今回はミッドナイトver.

サポートはフィールドワークや研究、社会実験の支えとして活用いたします。