見出し画像

愛だね。/35冊目 越谷オサム 『陽だまりの彼女』 新潮文庫

始めに

見てくださって、ありがとうございます。
えだまめです。

今日は、少し暑くて眠りにくかったのか、起きてから体がだるいです。ううー。

皆さんも、心と身体の声をしっかり聞いて体調管理に励んでくださいね。

あまーい!

この一言に尽きます。あっまいな!って。

私はあまり恋愛小説(?)というものを読まないのです。なので、このラブラブっぷりにはびっくりしました。

恋人同士の会話って、こんな感じなん?
いたこと無いので、知らないのですが。

幸せオーラが全面に出てます。
こっちまで、ニコニコいやニヤニヤしちゃいます。

ごちそうさまです!!

な、なんか不穏…

この子たち、ただただ幸せなわけではありません。

学生時代には、「キレる子」と恐れられた浩介とお馬鹿で少しズレている真央。2人は、教師や生徒から危険視されたり、鬱陶しがられたり馬鹿にされたりして、浮いていました。

学校や会社って、本当に特殊な場所だと思います。生活する範囲が狭いから。狭い場所で同じ人と顔を合わせて、仕事をする。

だからこそ、大多数からズレてしまった時に、生きづらくなってしまう。大多数の側の人もそうしないと生きていけないのかなと思ったり。

ただ、先生が一緒になって真央のことを馬鹿にするのはやめてほしいな。ほんとうに。

そんな真央や浩介は、大人になって成長しています。特に、真央の成長ぶりには驚かされました。頑張ったんだね。

物語後半では、そんな真央が突然姿を消してしまいます。なんで!?その理由は、是非読んでみてください。

愛ってすごい。

この本を読み終わって、泣き腫らした目を擦りながら、思いました。

人が人を想う、そこにはものすごいパワーがあるのだと。理屈で説明できないほどの。

そして、「親」って、子供を愛しているものなんだなって思いました。そして、そんな親が1人でも多くありますように。

人にここまで求められる、いなくなったら探してもらえる。そんな人になりたいなと思いました。

この作品をいつまでも大切に出来る感性を持ち続けたい。

最後に

この作品、すっかり紹介した気になっていました。陽だまりの中、読むことをおすすめします。

電車の窓に映る一点の曇りなき青空を見ながら、記事を終えたいと思います。

見てくださって、ありがとうございました。
えだまめでした。

この記事が参加している募集

わたしの本棚

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?