見出し画像

私がおかしいわけじゃなくて、ホッとした/36冊目 武田友紀「気がつきすぎて疲れる」が驚くほどなくなる『繊細さんの本』 飛鳥新社

始めに

見てくださって、ありがとうございます。
えだまめです。

最近、暑くなったり寒くなったりで体調管理が難しいですね。
私は、暑くて寝苦しいのかよく眠れないし、起きても身体がだるいというのが続いています。

どうか皆さん、お身体には気をつけて。

ひょんな出会い

この本に出会ったのは、3、4…いや5年前?
確か、私が中学生の時です。

私には妹がいて、その妹に怒ろうとしていました。妹は私より4歳下で、ものすごく気分屋。しっかりしているけどちゃっかりもしていて、すごく要領のいい子です。私とは正反対。

私の言い分も聞いてほしい。でも妹は自分の言うことばっかり主張する。私は言い返すのが得意ではなく、その日も妹の主張にのまれてしまって、私はモヤモヤが残ってしまいました。

仕方がなく、私はGoogleで「怒り方」を調べていました。その記事の関連で、hspという単語が出てきたんです。

不思議に思って、その記事を覗くと、私に当てはまることばっかり!

もっとhspについて知りたくなった私は、この本を手に取ったという次第です。

ちょっと、泣けてきた

この本を読んでいて、もっと早くこの概念に出会いたかったと思いました。

私は共感能力が高いらしいのです。自分でもそう思うし、自己分析診断をしてもその結果が出る。

小学校の時には、すぐに泣くのが嫌でした。
その最たる例が、平和学習。学習のための映画(「ざわわ」のやつです)を見て、現地の資料館に行って、体験をされた方の話を聞いて、その度に大泣きしてました。その日がくるまで、さんまさんに泣かされる日が来るとは思っていませんでした。
また、吹奏楽部やオーケストラの演奏を聴いても、練習の過程などを想像して、その努力と音色の美しさに感動して泣いてしまう。
そして、泣くと絶対に揶揄われたので、自分は変なんだと思っていました。揶揄われるのが嫌で泣くまいと必死になっていましたが、結局泣いてしまって、自分のことも嫌になっていた時期がありました。

でも、それは私がおかしいわけじゃないし、私だけじゃないんだって思えたので、とても安心しました。この本を泣きながら読みました。

この本には「繊細さん(hsp)」についての基本的な知識、ケース別の対処、ケアの仕方や繊細さん同士や非繊細さんとの付き合い方などが載っています。

私のように共感能力が高い人は、もしかしたら繊細さんかも?

多くのことの説明がついた

さっきの「すぐ泣く」以外にも、「照明が強すぎると疲れる」「親しい人とお出かけしても、長時間一緒にいるのはしんどい」「やることがいっぱいあったら、パンクしそうになる」「大きい音に驚きやすい」など、当てはまることが多かったのです。

そして、私は嗅覚が人より良いのかな?と思っていましたが、説明がつきました。

この本のお陰で、部屋でアロマを焚いたり、ハンドクリームを塗ったりして、自分の好きな香りを取り入れて楽しんでいます。

もし、私が今まで書いた特徴に当てはまるかも?と思った方は、ぜひこの本を手に取って読んでみてください。救いになるかもしれません。

終わりに

少し長くなってしまいましたね。

この本と同じ著者である武田友紀さんの『「繊細さん」の幸せリスト』もおすすめです。

この本で私のように苦しんでいた人が、自分のせいじゃないんだって気付けますように。

読んでいただき、ありがとうございました。
えだまめでした。

この記事が参加している募集

わたしの本棚

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?