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ファンタジーな恋愛小説/4冊目 森見登美彦 『夜は短し歩けよ乙女』 角川文庫

始めに

見てくださって、ありがとうございます。
えだまめです。

5日連続投稿の2日目です!
残りの3日間も、良ければ見てください!

前回から導入した、次回の紹介する本のヒント(Next article hint)は
「タイトルが漢字と平仮名を含めて9文字の本」
でした。
正解した方はいますか?
というか、楽しみにしていた方はいらっしゃったのでしょうか?

もし、いらっしゃったら、結果と予想していたタイトルなどをコメントで教えてください!

『夜は短し歩けよ乙女』ってどんな本?

選書理由

以下の理由で選ばせていただきました。

  • 文庫本フェスティバルにノミネートされていたから

  • 夏や秋にぴったりだから

解説です。

まずは「文庫本フェスティバルにノミネートされていたから」という点です。

私は1冊目から7冊目まで、今年の夏に行われていた文庫本フェスティバルにノミネートしていた本の中から、私が厳選した本を選んでいく予定です。

この本は、「カドブン 青春いっぱい」にノミネートしていました。

次に「夏や秋にぴったりだから」という点です。

この本は、個人的に一気読みした方が面白いと思います。なので、夏休みや秋の夜長などの比較的まとまった時間が取れる時期に読むのがおすすめです。

夏休みや秋の夜に、お酒を片手にこの本を読む……。
私はまだ大学1回生なので出来ませんが、とても憧れます。

あなたにとって、この本がお気に入りの1冊に仲間入りしていただけるなら、こんなに嬉しいことはありません。

ぜひ読んでほしい人の特徴

以下に当てはまる人に読んでほしいです。

  • 学生の人

  • 恋をしている人

  • 京都が好きな人

  • 作品の世界観に浸りたい人

  • お酒が好きな人

  • ファンタジーが好きな人

私は、この本を笑いながら読んだので、交通公共機関などで読むのはおすすめ出来ません!

あらすじ

この本の裏に書いてあるあらすじをそのまま書かせていただきます。


「黒髪の乙女」にひそかに想いを寄せる「先輩」は、夜の先斗町に、下鴨神社の古本市に、大学の学園祭に、彼女の姿を追い求めた。けれど先輩の想いに気づかない彼女は、頻発する“偶然の出会い”にも「奇遇ですねえ!」と言うばかり。そんな2人を待ち受けるのは、個性溢れる曲者たちと珍事件の数々だった。山本周五郎賞を受賞し、本屋大賞2位にも選ばれた、キュートでポップな恋愛ファンタジーの傑作! 解説・羽海野チカ


『夜は短し歩けよ乙女』の魅力

ここからは、この本の4つの魅力を解説しようと思います。

1.幻想的で摩訶不思議な世界観

この本の、というか、森見登美彦さんの作品で挙げられるであろう特徴です。最初は世界観や設定に圧倒されますが、読み進めると置いていかれるということはなく、わくわくします。この本だけでなく、他の作品にも登場することがあるので、とても楽しいです。ぜひ、森見ワールドに片足を突っ込んでみてください!

2.口に出したくなる言葉達


私が説明するより、見ていただいた方が良いので、いくつか引用させていただいきます。

「なむなむ!」92ページ

「しかし、どっこい生きている」169ページ

「風邪の神様、風邪の神様、なにゆえこんなに御活躍?」293ページ

「ひとりある身はなんとせう!」 256ページ

言葉の響きが面白くて、読み終わった後も夢中になって繰り返し呟いたのを覚えています。

3.癖がありすぎる登場人物達

声を大にして叫びたい!
「癖が凄いんじゃ!」と(笑)。

私は樋口さんとパンツ総番長が好きです。

特に、学園祭のパートは出し物が一風変わったものばかりで、実際に行くことが出来たのならどれほど楽しいのだろう!と思います。

私も「象の尻」を撫でてみたい。

4.聖地巡礼が出来る

この本の舞台は京都です。

したがって、実際に行けます。
先斗町も下鴨神社で開催される古本市も。

私は関西の大学に通っていますから、京都は馴染み深いです。

京都であんなにポップで不思議な騒動が繰り広げられていると考えると、うずうずします。

もし、聖地巡礼をしたら、記事にしたいです。

終わりに

いかがでしたでしょうか?
少しでも魅力が伝わりましたでしょうか。

あなたのおすすめの本、次に紹介する本の予想、この記事の感想などありましたら、ぜひコメントをください。待っています!

見てくださって、ありがとうございました。

この記事を読んだ人の行く末が明るいことを願います。なむなむ!

えだまめでした。


Next article hint!

次に紹介する本のヒントは、

第1回本屋大賞の大賞受賞作品

です。


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