見出し画像

不気味の谷とマインドセットの相関性~なぜ人は成長できないのか、を考えてみた

「不気味の谷」という言葉をご存知ですか?

かいつまんで説明すると、

人間らしさをもつロボット、アンドロイド、
CGで作られたキャラクターなどが、
ある一定のレベルを超えたリアリティをもつと、
見る人が途端に不気味さや違和感を感じるようになる、という現象です。

つまり30%とか60%くらいのクオリティなら
「はいはい、人間っぽいロボットね」
と受け入れられるのですが、

どんどんクオリティーが高くなっていって、
人間に99%くらい近づくようになると、
かえって
「なんか、怖い・・」
「すっごく不気味・・」
と感じられるのです。

論より証拠、
「不気味の谷」というキーワードで
画像検索してみてください。
生理的にいやだなーと感じる映像が
たくさん見つかるはずです。

不思議な現象です。
これが100%まで高められると、
「人間ぽい」と認められるのです。
「あー、人間だあ」と思えます。

なぜか、99%あたりのクオリティで
強烈な違和感が生じる、
そんなゾーンがあるのですね。

認知の仕組みのせいなのでしょうか?

この「不気味の谷」は、
もともとロボット技術の世界で生まれた言葉なのですが、いろいろなジャンルで通用する概念で、個人的には、「マインドセット」にも応用できると考えています。

ここからは、僕の勝手な解釈なので、
専門的には間違っているのかもしれませんが
悪しからず・・。

というのも、
「マインドセット」の話をすると、
あやしい、宗教だ、うさんくさい、って考える人、まだまだ世の中にたくさんいるなあ、と思っていて。

僕は15年以上師事するメンターのおかげで
その人が成功するかどうか、
その人が幸せになれるかどうかは、
その人の「マインドセットがすべて」
だということを確信しています。

だから生徒に対しても、
保護者に対しても、
そして同僚に対しても、
「マインドセット」からの
アプローチしかしません。

個別具体的なノウハウやアドバイスは、
「マインドセット」があれば、
その人の内面から、勝手に出てくるものであって、それは本質じゃないんです。

成果や技術、ノウハウの類は、
「マインドセット」の土台の上に成り立っており、そのマインドセットがあやふやで脆弱では、
一発屋、まぐれ当たりで成功することはあっても
継続性はありません。

断言します。

マインドセットがすべて。
マインドセットが一番大切です。

ところが、厄介なことに
マインドセットって、目に見えないのですよね。

だから、
分かる人には分かるけど、
分からない人には分からないことが
非常に多い!

わからない人に、いかにわからせるか?

これ、僕の教員人生の一大命題で、
いまだに明確な手応えはないのですが、
ふと、
「不気味の谷」と関連させるとわかりやすいのかなーと思いました。

もう少し説明しますね。

人間、
成長してレベルアップするなら、
マインドセットを変えるしかないんです。

わかりやすく、
ステージ1の人と、ステージ2の人がいるとしましょう。両者は、マインドセットが根底から違っています。(見た目には理解できないが)

そして
(ゲームっぽくたとえたとして)
ステージを上げるためには
経験値を100積まなければいけない、となると
99あたりで「不気味の谷」現象が生じるのです。

「なんか、あの人、不気味」
「あの人、ヘン。頭おかしい」
周りの人がこぞって冷たい視線を向け出します。

これが100を満たしてステージが上がると、
周囲の人の評価も集められるのですが、
その一歩手前、
一番惜しいところ、
もうあと一踏ん張りのところで、
なぜか他人から強烈な違和感の目を
向けられるのです。

ここで、たじろいで、
元に戻ってしまう人が
多いのではないでしょうか?

基本、変化をしたがらない生き物ですからね、
人間は。

だから、大切なのは

振り切ること!


YOSHIKIやGACKT しかり
マツコ・デラックス しかり
しおりさん しかり

もう、えいや!!
と振り切った人なら大丈夫。
違和感も生じません。

中途半端で
1%でも足りない要素があると、
不気味〜、マインドセットってあやしい〜
となっちゃうんです。

だから、
人間生まれ変わるくらい成長したいのなら、
99%じゃダメ。
マインドセットを「えいや!!」っと振り切って
ほんの不純物も含めず、
100%の大転換をすること。

これに尽きます。
不気味の谷を軽々とジャンプしちゃいましょう!!!
そんなお話でした。

PS.
書いていて思ったのですが、
・・・とすると、
違和感のある人、不気味に感じられる人は、
あと一押しで飛躍する人なのかもしれません。
そういう人をこそ、応援したいですね。

最後までお読みいただきありがとうございました。これを読んでくれたあなたの少しでもお役に立てたら嬉しいです。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?