システム総合安定性というメリット

以前、10年程度Windowsを使っていた。
その不安定さは、私を度々苛立たせた。
それなりに有名なメーカーの、それなりに高価格なPCを買って、性能にマージンを持たせても、システム更新がされる度に不安定さが増していく。

特に困ったのはUSB周りだった。マザーボードのUSBを管理するチップが、更新されたシステムと相性が悪いとのことだった。
正直、ユーザーとして“そんなこと知るか”と思った。
最終的にはサウンドボードが更新に対応できなくなった時点で諦めた。サウンドボードだけ取り替えるならPC丸ごと交換した方が安定性が増すだろうという判断だった。
何より困ったのが、その時、Windowsのバックアップシステムが機能しなかったことだった。

そして結局、私はMACに帰ってきた。
その時にDAWも購入した。LOGIC PRO Xにした。
同じMACとはいえ、System9までのMacintoshとは違うOSであったが、すぐに慣れた。
実はWindows時代にSONARを導入したことがあったのだけれど、これまた超絶不安定なDAWで使用継続を諦めたのだった。

LOGICは快適だ。
システム更新で使えなくなるということはない。
あとTime MachineというOSのバックアップシステムも、Windowsのそれと比べて信頼できそうだ。

日本ではCUBASEはユーザー数トップだそうだけれど、LOGICが持つ、ハード、OS、DAWが同一メーカーという総合的な安定性というメリットは、かなり見過ごされていると思う。
MACは割高ではある。しかし、それは安定性のためのコストだと考えれば、決して悪くない買い物だと考えている。

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