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1-3 愉快なドライブと叔父とヘッドレスベース

4:00
目が覚めた。体がだるいし悪寒も凄まじい。これは確実に7度5分はある。 喉が渇いて死にそうなのでとりあえず起き上がってお茶を飲む。
そして急いで布団に戻る。ガクガク震える。この様子じゃ今日のドライブは無理かもなぁ。
風邪ひいた時の感覚って毎度毎度すぐに忘れちゃうよね。不思議。
そゆで咳もでる。息を吸う度に。気管が狭まってるような。

8:00
起床
まだちょっと体調が悪い。
行きたくねぇよ。とちょっと思ったけど、昨日の機会損失の観点から、行くことにした。
短く書いてるけどここには相当葛藤があった。

9:00
つくばの叔父の家へドライブに行く。
ナビの入れ方やどの行き方をするかで祖父と祖母と母と俺とでごちゃごちゃ言い合う。この時間本当に嫌だ。各々言ってることが違うし、明らかに間違ったこと言ってる。それを誰かが指摘するからさらにごちゃごちゃする。
そして分かりきってることを祖父が長々と言うからそれで議論が一旦止まってそれでもみんなイライラする。
先取りして誰かが祖父の内容を喋っても祖父は喋り続けるからシンプルにうるさい。
すごく嫌な気持ちになる。

祖父がすごくいらいらしてる。話を一切効かなくなるからめっちゃこっちもイライラする。
大声出すなよほんとに疲れるわ。余計な説明今はいらないんだよ。
ジジイとババアは思い込みが激しすぎるからすぐ衝突する。本当に嫌だ。今ハンドルを握っていないでよかったと心底思う。だがパーキングで休憩したら俺の運転になるのかァ。

祖父は知ってることをひけらかしたいんだろうな。

さて新倉パーキングです今。こういう高架下みたいなサービスエリア、都会風味があってすごく好き。なんか俺は街中にある高速道路が好きなんだよ。首都高とか好きだけど結局怖くて乗らない乗れない。景色なんて見れやしない。

三郷
首都高

の標識を見て、こっちは間違いなんじゃないか、首都高行くんじゃないか
という俺母祖母の主張

いやこれで合っている
という祖父の主張がぶつかり、急ハンドルを切る羽目になった。

ちなみに祖父が正しかった。俺は謝罪したが祖母と母は表示が分かり難いだのブーブー言っていた。
そういう潔ぎの悪い姿勢は良くないと思います。
公共交通機関の表示なんだからある程度ユニバーサルデザインじゃあないけども、熟考されて編み出されている表示なのだから、わかりやすいように出来ているはずなんだ。それを分からないのはそっちの方が間違ってないか?って俺は思うよ。

快適快適。
やっぱり高速っていいな。乗ってしまえば基本ずっとアクセル踏むだけだから楽ちんちん。このままどこまでもいけるきがする。
俺の運転になってからみんな大人しくなって世間話とかもするようになった。
祖母よりも俺の方が信用されているってことなのかな。

相変わらず祖父はいちいちわかってることを長々説明する。

合流のタイミング俺の中ではわかってるのに、後ろからやいのやいの言われてムカついた。
前ぶつかるぶつかる!
ぶつかんねーーーーよ!

以降は特に危なげもなく?まあ途中間違って降りるところ見逃しそうになったけどな。

高速を降りて下道。
田舎道はまじで快適。なんも無い。

そんで信号のない交差点が多い。これ、怖すぎる。こっちが優先なのはわかってんだけど、バカが突っ込んできそうだなって怖さがある。マジで怖かったここを通る時。速度緩めても譲ったと思われるだろうし、難しい局面だった。

11:20
叔父宅到着。
かなり立派な家だわ。何度見てもすごい。やっぱ1000万毎年稼ぐだけあるわ。最新家電がいっぱいある。
でっけーーー4Kテレビ、ソーダストリーム、バリスタ(弩)ではないよ、いいスピーカー、隠し部屋、その他諸々のかなりいい家なんだよ。本当に羨ましい。

多分ガチのまじの有能なんだろうな。なんでも出来ちゃう人だからそりゃ稼ぎがいいわ。

家の柵までて作しちゃって。俺今年はDIYに挑戦しよっかな。

そんでここの家のわんこがくっそ可愛い。保健所から貰ってきた左後ろ足と声帯が欠損してるんだけどそれだけで可愛さが減るなんてことは、痛々しくなるなんてことは無い。これはいい感情なのかわからんけど、片足ぴょんぴょんしながら移動してんのも可愛い。
そして元々被虐待犬だったんだけど、叔父叔母との生活で徐々にそのトラウマを克服して、どんどん人懐っこくなっているのが非常に「尊い」
俺はシンプルなそういう話に弱い。

12:20
免許合宿の時に行った駒ヶ根並にド田舎な道を抜けて、ステーキ屋幌馬車へ。

うっめぇーーーー、だがここのハンバーグはアルカサールには勝てない。ちょっと肉が俺には柔らかすぎた。

幌馬車から叔父宅への道は母の運転。
叔父の運転に追従するが、途中で置いてかれる。母困惑。俺らも困惑。どどどどこで曲がるの?とかあっちでもないこっちでもない、信号のない交差点怖い、みたいな話になり車内は大パニック。
そんな中でも祖父は信号のない交差点のルーツを語り始める。これにはキレそうになった。

てか俺がいちばんキレやすいかも。すぐイライラしちゃう。話を聞いて貰えないとイラつきまくる。落ち着いた議論をしたいから割り込みを防ぐんだけど、その割り込みを防ぐということが割り込みになるから大変になる。
どうすればいいんだろうこういう時。急ぎなんだけどなぁ。

まあなんとかナビを入れた。

14:30
叔父宅で4Kテレビでスイスの旅行の動画を見た。
スイス行きてーーー。こう言うヨーロッパの山々の風景すごく憧れるわ。

そしてケーキを。犬を膝に。幸せとはこれだ。

15:00
叔父宅を発つ。すごく短い滞在だったが、楽しかった。別れの際に叔父が俺にヘッドレスのベースをくれた。お年玉も貰った上にこんなものまで貰っていいのかよ。小さい頃からものすごーーーく可愛がってもらってるのに俺は何も返せていない。
彼が末っ子で俺が初めての甥で弟とかのように見えてたのかなって思ってたりするんだけど、的外れだったら恥ずかしい。

母の運転。母、ほぼ初めての高速道路。
俺は余計な口出しをしないように寝てた。
そしたら何寝てんだって言われた。判断ミスだったらしい。

そんでやっぱり祖父が当たり前のことをずっと説明してる。舐められすぎている。  

祖母と運命論について語り合った。俺はそんなのつまらないじゃないか、自分で未来を変えられると思った方がいいだろ、なんでも神のせいにしてるのは無責任だと言った。向こうの主張は忘れた。

今日わかったけどやっぱりうちらお互いがお互いをほぼ信頼してないし、自分は比較的マシだと本気で思いあっているからトラブルが絶えないんだと思う。

行きと同じ新倉パーキングで祖父に運転が代わる。
高速をおりてからの環八が分かりにくいということで、祖父に。彼は慣れているらしい。

降りたはいいものの環八が死ぬほど混んでいる。
全然進まない。運転している祖父がウトウトしてる。危なすぎる。ウトウトは言い過ぎだけどメッッチャ眠そう。運転変わると何度も俺と祖母が言っているが頑なに断る。マジでやめて欲しかった。怖すぎる。頑張って話しかけて寝かさないようにしようにも返答がワンテンポ遅い。本当に怖い。
普段だったらかなりいらいらして眠くないと返すのにそれすらない。怖い。

なんだかんだ地元の幸楽苑までは運転できた。本当に怖かった。生きた心地がしなかった。

19:00
お酒が飲みたいのでコーラを買いに行く。
そしたら地元のブラザーからお土産を渡したいとLINEが来たので彼の家までも歩くことにした。
ミッシェルでベースが一番カッコイイのは多分笑うしかないだと思う。

ロックと言うよりはむしろもっと古典的な感じの曲調なんだけど、ベースの歪みがよすぎる。
最初に2音鳴らしたあと、音を下げるのが渋くてすごくいい、そしてそこからのトゥルットゥットゥルールのリズムのかっこよさよ。すごく好き。

ブラザーからのお土産はタルトだった。嬉しい。彼も今日は福島から埼玉まで運転して帰ってきたらしい。

19:30
いつの間にか抜け道に使ってた駐車場に家が何件かたっていた。全く気が付かなかった。普段から使ってる道なのに。
ミサワホームの看板を見て、急にパラレルワールドかタイムリープじみた何かが怒ったんじゃないかと。
そう思ったら途端に怖くなってきた。そういうことが起きたんならいつだ?昨日一昨日に事故りかけた時、それは錯覚で実は俺は死んでいたのか?そんで異世界転移か?そう思うとさっきあったブラザーは誰だ?本当に俺の知る彼か?パラレルワールドにしても時間軸の異なるにしても、彼の体に蓄積されている経験は元の彼とは別じゃないか。そう思うと彼は誰なんだ?

元の世界の俺と俺の家族はどうなってるんだ? なんだかすごく怖いけど現実らしさが限り無くゼロなので考えないことにする。

20:00
ヘッドレスベースはおじがしばらく触ってなかったからか下部のペグ?が回しにくく、チューニングがむずかったが、ネジで緩めて何とかした。

弾き心地はすごくいい。まず何より、軽い。普段五弦だからクソ重いんだけど、重さが半分になったように感じる。そして弦高も低く弾きやすい。難しいフレーズもできるし、強くピッキングすれば弦のビビリがロックのギャリギャリを出してくれる。凄くいい。

そしてそもそも、やっぱりヘッドレスってあんまりいないからかっこよくなったような、まあハイセンスになったような気がする。自己肯定感を上げてくれる。
先程の笑うしかない、のあの太くて歪んだ音に近い音を出せる。

あと笑うしかないと猿の学生耳コピできた。褒めて欲しい。

21:00
ドクターコトーの映画見た。
途中何度か泣きそうになったけど、終盤がやや不満。描写が圧倒的に足りでないと俺は思うね。オチだけ見せられて、その間に何があったか何も分からない。
タケヒロにもっと活躍があっても良かったと思った。

0:00
後半はやはり手を抜いたが、描きましたよ、4000字。さぁて。課題とテスト勉強が明日の僕を待っている。
マジで冬休み短すぎないか?5日から授業って早すぎィ!

まあ、これもまたひとつの運命です。受け入れます。運命じゃない、俺がこの大学を選んだということへの責任?因果?だ。

ミンチョチョチョス

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